『歎異抄』にはまって早2年になる
。
親鸞聖人のお弟子さんの『唯円』と言われている。
書店に、『マンガ 歎異抄をひらく』を見つける
。

あまり漫画を読まないが、ついつい買ってしまう
。
第1章の『悪人こそが救われる』から始めり、ぐいぐいと引き込まれる
。
特に、タイトルに示した『葬式など、しなくてもいいよ』に、衝撃を受ける![]()
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<話の概要>
少女:「両親の葬式をしてあげられなかった私は親不孝者。」
↓
親鸞:「葬式など、しなくてもいいよ。」
↓
親鸞:「私は、亡くなった父母の供養のために、一度も念仏を唱えたことがない。」
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少女:「亡くなった両親はもう助けられないってこと?」
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唯円:「両親を助けるためには、まず自分自身が阿弥陀仏に助けていただけなければいけない。」
↓
少女:「私が救われれば両親を救えるんですか?」
↓
親鸞:「そうだ、世間から見れば我々は親不孝者かもしれない。
しかし、形だけの葬式を挙げて、本願を聞かない者こそ、本当の親不孝者なのだよ。」
上記に示した内容1つとって、非常に含蓄のあるもの
。
人が死ぬと普通に葬式を挙げるものだと考える
。
しかし、このように深く考えてみたこともなかった
。
一般的には、亡くなった両親のために一度も念仏(お経)を唱えたことがない人を親不孝者と言われるのは当然
。
しかし、本当の供養とは何なのかを考えさせられる
。
その他にも、以下の内容が掲載されている。
・悪人こそ、救われる。
・人の力ではどうにもならない。
一歩間違えれば、誤解されてしまう
。
親鸞聖人の真意が伝わらず、誤解された内容が流布されていることに嘆いた唯円
。
それを正そうとして著したのが『歎異抄』
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色々と考えさせられたマンガだった![]()
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