静岡経済研究所が2020年4月~6月期の県内GDPが、前年比△17.8%
と試算した。
ある程度は予想していたが、実際に△17.8%と具体的な数値が出て、改めてコロナショックの凄さを実感
。
比較対象として、リーマンショック時の翌年の2009年度の県内GDPは前年比△6.6%。東日本大震災翌年の2012年度は△0.7%であった。
桁違いの数値
である。
今回は4月~6月期という期間限定の数値だが、これが続くようだと・・・![]()
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。
次に、今現在、直接影響を受けている飲食業、サービス業の売上が激減しているが、サラリーマン(給与所得者)は実感していないのではないだろうか?
しかし、研究所の調査では、県内の半数の企業で『夏の賞与(ボーナス)引き下げ
』を検討している。
特に規模が小さい企業では引き下げる可能性が高いとのこと
。
例えば、住宅ローン返済をしている人で、賞与(ボーナス)も当てにしている場合は要注意ではないだろうか
。
最後に、静岡県内の個人消費動向の調査結果である。(今年2~3月期)
9割超が消費行動を控えた
とのこと。(当然か)
<自粛した行動%(複数回答)>
①宴会、会食60.4
②外食45.6
③国内旅行30.3
④ゴルフ等のスポーツ21.9
⑤映画、コンサート20.3
⑥温浴施設15.3
⑦海外旅行13.2
⑧スポーツ観戦11.4
⑨スポーツジム9.8
⑩テーマパーク、動物園9.3
⑪店頭物品購入7.5
⑫通院5.5
⑬その他3.4
⑭カルチャースクール1.1
上記の結果から⑫に「通院
」が入っている。
大病院の医療従事者の大変さは報道されている。しかし、個人病院への通院を控えている人がいるのか?
もしくは、持病を持っていても、我慢して通院を控えている
人もいるのか?
最後に、具体的にどれだけ個人消費を控えていたが書かれていた。
今回の調査は2~3月期であるにも関わらず、1世帯当たり総額11万9878円節約
したことのこと。
今回の調査は、まだ新型コロナウィルス騒動が始まったばかりの調査である。
当然、『緊急事態宣言』後は、外出自粛、人的交流の節約がより一層強化されているため、県内経済の悪影響が出ることが予想される。
次回の調査結果も悲惨な状況が考えられる・・・。
