2回長崎画像診断セミナーが平成271017日(土)に長崎大学病院 第三講義室で開催され、研修医の先生方を中心に、放射線科医、医学部学生、放射線技師など計65人の方に参加していただきました。

 

今回のテーマは「ERセミナー」。救急の現場において、CT検査をはじめとした画像診断は必要不可欠なものとなっており、このことは救急診療にたずさわる時、誰もが感じていることと思います。今回のセミナーでは、5名の放射線科医(いずれも長崎大学及びその関連病院の医師)より頭部、腹部(消化器関連、泌尿生殖器)、骨軟部分野の救急画像診断、救急疾患に対するIVRの講演があり、救急部の山下先生より救急医の立場から見た画像診断についてお話を伺うことができました。

 

各分野の救急画像診断では、実際の症例が呈示され各疾患の画像所見を確認しながら、診断のポイントや鑑別、ピットフォールなど幅広く学ぶことができました。特に、教科書だけでは学ぶことのできない「実際の読影法」について、各分野の専門の先生がどのような手順でどこに注目して読影しているのかを伺うことが出来たことが、私にとっては非常に勉強になりました。セミナー終了後に医局へ上がると、急性腹症やIVR治療が必要な出血の症例など、まさに今回のセミナーで学んだばかりの救急疾患の画像診断を当日の当直の先生がされていて、今回のセミナーが実臨床に直結していることを深く感じました。

 

セミナー終了後には、研修医、放射線科医を中心に宝来軒で懇親会が行われました。先輩ドクターや研修医の皆さんと日頃の思いや今後の希望など、ゆっくりとお話しして楽しい時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。

 

 

 

(文責・高比良飛香)