徒然草 第164段 | 古文教室オフィシャルブログ

古文教室オフィシャルブログ

面白いことと、古文とかをのせていきまーす。
漢文もね。
無料メルマガもよろしくでーす。
http://melma.com/sp/backnumber_197937/

世の人相逢ふ時、暫くも黙止する事なし。必ず言葉あり。その事を聞くに、多くは無益の談なり。世間の浮説、人の是非、自他のために、失多く、得少し。
これを語る時、互ひの心に、無益の事なりといふ事を知らず。
現代語訳
世の人が会う時には、少しの間も沈黙していることがない。必ずそこには雑談・世間話の言葉がある。その話を聞いていると、多くは無益な雑談である。世間に流布している根拠のない噂話・評判、他人の良いことと悪いことについての雑談、自分と相手にとって失うものばかり多くて、得るものは少ない。
こういった世間話をしている時には、お互いの心に無益・無意味な話をしているという自覚がない。
ステップアップノート30古典文法基礎ドリル (河合塾シリーズ)/河合出版
¥756
Amazon.co.jp