昨日は86GRで箱根など近場を150キロほど走って来た。スタッドレスに付け替えているのでステアリングはやや応答性やすわりが悪い感はあるが、冬の山坂道ではそれなり安心感もあるし、それでもしっかりした走りをする乗っていて楽しい車ではある。スタッドレスに付け替えてからは高速ではあまり飛ばさなくなった。80キロから90キロほどでのんびり走っている。何故かと言うとやはり高速でステアリングの操作をするとちょっと急な操作ではバランスを崩しそうになることがある。スタッドレスタイヤと言うのは圧雪路や凍結路で威力を発揮するものなのでコンパウンドは柔らかい。そんなタイヤで高速で勝負するのは避けた方がいいだろう。まあそれでも100キロオーバーでも何の不安もないが、・・。

この車、いつ乗っても走りの質の高い面白い車なのだが、いくつか欠点がある。後方視界が悪いとか、後席に人が乗れないとか、段差や凹凸で顎やデフューザーを擦りそうになるとか、いくつか書いたことがあるが、もう一つ致命的なことがあった。維持に金がかかるのである。先日、ディーラーでスタッドレスを頼んだ時、「86にスタッドレスを付けたのは初めてです」と言われた。86GRを扱ったのも初めて、86にスタッドレスを付けたのも初めて、そんなに特殊なのかと、「なんで、・・。皆さんつけないの。」と聞くと「この価格じゃあ高すぎて買いきれないですよ」と言う。確かにホイール込み4本で40万近い金額はなかなか厳しい。

そんなことを言ったら銀座を闊歩している高級車と言われるヒラメのようなスポーツカー群はどうなんだと思うが、金のあるクラスは雪が降ったら乗る別の車を持っているんだそうだ。86GRはそんな車と比べたら電動アシスト自転車程度のものでとても高級車と言えるような車ではないが、それでも特殊な車であることは間違いない。これまで車好きとは言っても大衆車やファミリーカーばかりでそうしたスポーツカーなどには乗ったことがなかった。今回初めて結構特殊なスポーツカーに乗って悦に入っていたが、維持に金がかかることはあまり想定はしていなかった。

今後もタイヤを取り換えると20万とかかかるんだろう。こうした車はカスタムとか言って莫大な金をかける人も多いだろうし、「この車って金かけているんだろうなあ」と思うような思い切りカスタム車にもよく出会う。86GRはワークス改造の車なんでもうこれ以上手を入れることもないだろうし、変に手を入れるとバランスを崩しかねない。その点は考えようによっては割安かもしれない。

最近はGRヤリスは結構見かけるし、GRヤリスのレンタカーなんてのも出会った。でも86GRはこれまで見たことがない。それどころか86GRスポーツでさえ見たことがない。考えてみれば結構な金を出してこんな車を買うよりももっとほかの選択肢があるのかもしれない。それでも乗ってみると決して飛び抜けて速い車ではないのだが、とんでもない走りをする楽しい車ではある。まあそれを思えば維持に金がかかるのも仕方がないのかもしれない、‥(^。^)y-.。o○。

 

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