株主総会も終わって株の配当が送付されている。持っている会社6社から配当が送付されてきた。保有株数が知れているので配当とは言っても小遣い程度ではあるが、なかなかありがたい。

そう言えば昔々、「株の配当で暮らしたい」などと言っていたが、どのくらいの株券を保有していれば配当で生活できるだろうか。今回トヨタは1株当たり120円の配当が出た。100株で1万2千円、千株で12万円、1万株で120万円、で、トヨタの株が1株いくらかと言うと6,800円ほどではある。これを1万株買うには単純計算で6800万円が必要だ。それで120万円の配当をもらっても20%は所得税と地方税で持って行かれるので手元に入るのは96万、これでは株の配当では生活できないだろう。最低でも3万株で288万、ちょっと余裕のある生活をするには5万株で480万ほども入って来ないといけないだろう。そうすると株券の時価総額では3億4千万、贅沢に暮らすなら10万株で6億8千万、これだと960万の年収になるので庶民感覚ではかなり贅沢ができる。

でも、今年のように経済に影響のある出来事が起こって経済が停滞すれば当然配当も減ってしまう。今年度のトヨタの営業利益は5千億円の予想で利益の減少は80%、そうすると株の配当も昨年度の20%になってしまう。そうすると10万株を保有していても配当は200万弱と言うことになる。これでは生活していけない。考えてみれば株を買う金を7億も持っていればそれを切り崩して生活する方がずっと贅沢な暮らしができる。株の配当で優雅に暮らすにはトヨタの株を例にとれば30万株とか50万株、もっと思い切って100万株ほども持っていないとダメだろう。そうすると資金も50億とか100億くらいないとダメか。

結論:株の配当だけで生活するのは資金的に極めて難しい。もしもその程度の資金があるなら株を買わずに適当に切り崩して生活した方がずっと優雅に贅沢に暮らせる。

でも株を持っているといろいろと面白い。まず経済や企業活動に興味を持つのでその方面に明るくなる。またいろいろな会社の事業や業績も分かって来る。そして現在では経済と政治、そして国際情勢は緊密に連携しているので世界事情にも明るくなる。

で、株はとんでもない投機的な買い方をしなければ絶対に損はしない。安い時に買って高くなったら売ればいい。2倍、3倍はともかく、20%や30%は間違いなく稼げる。ちょっと難しいのは買う時期を見極めることだが、この2月、3月は買い時だった。リーマンショックの時に株を買っておけば最低でも倍にはなっている。コマツなどは4.5倍にまでなった。

でもまあ欲をかかずに経済の勉強と好きな企業の支援のつもりで株を買ってみるのも悪くはないと思う。ただし、総資産の30%程度まで、そしてこれが一番大事なことだが、最低でも5年は遊ばせておける金で買うこと、ちょっと余裕を見れば10年かな。そうすれば株は必ず儲かる、‥(^。^)y-.。o○。

 

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