こんにちは
本日の午前中は、新しく義歯(入れ歯)を作成中の88歳のCさんの顎の動きを、時間をかけて確認しました。
一般の方からすると、何これ?何の矢印?ですよね。
これを上顎に入れてもらい、下顎には、この模様を描けるように尖っていない針のような物がついた装置を入れて頂きます。
そうして、顎を、前後左右に動かしてもらうと、このような模様が描けます。
ちなみに、これは、
ゴシックアーチ描記法
と呼ばれる顎の動きを診査する方法です。
本日の方は、年齢も高齢で、かなり合わなくなっていたツルツルの入れ歯を使っていたので、どう描記出来るか心配しておりました。
とりあえず左右には動き、カチカチと噛んでもらうのも、本来の後ろの方の位置に持ってこれたので、その位置で、技工士さんに歯を並べてもらいます。
噛み合わせがズレている方の総義歯(入れ歯)の作成は、本当に手間暇がかかります。
歯科医師だけの力では到底それはできず、一緒に声かけをしてくれる歯科衛生士、そして何よりも作成してくださる職人、技工士さん達の力が必要です。
まだゴールまで時間がかかりますが、しっかり仕上げて、笑顔で美味しく食事をして頂けるように、チーム一丸となり頑張ります
明日も皆様と共に、良い一日でありますように
追伸:
本日は、朝から良い事があったので、今宵は美味しいお酒が飲めそうです