インプラントだと高いお金がかかるので、入れ歯でしっかり噛みませんか? | 隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

隠れキリシタンの島で隠れてない歯学博士 高﨑智也のスローライフブログ

歯学博士/長崎大学臨床教授/東北大学非常勤講師
手術用顕微鏡を全ての診療室に導入し、1本1本の歯を大切にします。
歯科衛生士と共に取り組む予防歯科。
裸眼では見えない噛み合わせの調整、痛みが少ない歯ぐき蘇り手術を行っています。

僕は、インプラント専門医ではありません。

それでも2000年、大学院2年生の頃から取り組んでいるので、インプラント治療の経験としては15年目になります。

2005年、10年前に、ここ生月(いきつき)島で開業して、半年程経ち体制が整ってから、コンスタントに、ほぼ毎月、インプラント治療をさせて頂いております。

長崎県下でみると、埋入本数自体、多い歯科医の中に入るようです。


僕はインプラント治療をする時に、必ず説明させてもらっています。

インプラントは異物です

と。

また、

一生モノではありません

とも。

そのため、

メインテナンスに、しっかり来院してくださるとお約束して下さる方にしか埋入しません

時々、遠方からセカンドオピニオンで来院される方がおられるのですが、継続的な来院が困難な方はお断りしております。

僕は、自分が行った治療に関して、きちんとアフターフォローをしていきたいからです

そうです。これはインプラントに限ったことでなくて、他の虫歯治療、歯周病治療の後でも一緒です。

10年前は、

何?予防?
痛い時や虫歯の時だけでしょう?


なんて言われていましたが、最近は、テレビや雑誌などでも、

お口の健康と、全身の健康が密接に関係ている

ということが言われだして、来院される方たちの考えが変わってきました。

そうなんです。

治療ではなく、
予防にお金をかける人たちが増えていますビックリマーク


もともと開業時から予防の大切さを考えていたので、その考えに賛同してくれる、

国家資格を持つ
歯科衛生士たちが
4名在籍してくれています


そんな辺鄙な場所になんで?とよく言われますが、辺鄙な場所だからといって、歯科医療に取り組む限り、予防に力を入れないのはおかしいと考え、どうしたら衛生士達が働きやすいか常に考えています。

そのおかげで、

今春からは、
歯科衛生士5名体制ですクラッカー



あれれ、インプラントの話をするつもりが、つい予防、歯科衛生士の話に。

少し話を戻すと、インプラントは絶対と思っていないので、

インプラントだと高いお金がかかるので、
入れ歯でしっかり噛みませんか?


と本気で患者さんには、お話します。

理由は、多数歯のインプラントは、埋入自体も大変ですが、それを型取って最適な被せ物をつくるのも難しくなるし、それ以上に、噛み合わせを作った後、それを維持していくのも難しくなります。

そのため、実は、先日、紹介したこの方にも、入れ歯をしっかり作りませんか?説明しました。

しかし、どうしても取り外しは嫌だと言われたので、だったら、しっかりやりましょうアップと万全の準備をして取り組みました。

ちなみに、入れ歯でも、

 NTセミナー4

しっかりとした噛み合わせをつくる事で、美味しく食事を取れます。


歯科医師として、インプラントだろうが、入れ歯だろうが、噛み合わせをしっかりつくる事が、とても大切と考えています。

そして、その後のメインテナンスです。

自費の予防会員の皆様には、できる限り同じ歯科衛生士が経過を診せて頂けるように担当制にしています。

そして、相互実習だけでなく、様々なセミナーに参加したり、時に院内に、日本のトップで活躍されている歯科衛生士の方を講師に招き指導してもらっています。

今年も春と秋に企画しているので、とても楽しみですニコニコ



明日も皆様と共に、良い一日でありますようにニコニコ