風をぬって駆け抜けてくるひびき | GO!保護犬GO~知る・見る・伝える→殺処分ゼロへ~

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静岡県御殿場市の個人ボランティア 
山の中で5年間、狭いケージで生かされてきた小山町多頭現場出身の犬の幸せさがし。
フィラリアでもシニアでも雑種でも、幸せにしたいと頑張ってます



ひびきの なきがら

犬スペースに向くようにして
犬の世話をしていました


犬スペースからふと目をやると
いつもと変わらない場所に
いつもと同じような感じで
こちらを向いている ひびきがいました


亡くなったときには
目を見開いて 口を半開きでした


少し冷たくなりはじめてから
『お目目つぶって』
『お口閉じれる?』

なんてやってみたけど 結局目もお口も閉じられなかった


なのに いつのまにか
閉じてる…


亡くなってもなお
ひびきは ひびきでした







いつもの寝顔じゃん、ひびき


思わず言ってしまいました
「何も変わらないんだね
これから 見えなくなるだけだね」






なきがらの写真ですが


お空に行きました
星になりました


なんて詩的な言葉は 私には 必要ない
だって ひびき


風をぬって




軽快に 草原を駆け抜けているように見えるのです

写真にしてしまうと その臨場感は感じられないのだけど


本当に 草原をまっすぐに
大好きな私の方に駆けてくる一瞬のような


そんな満ち足りた
顔をしているんです


本当は
3本足になどなりたくなかった


ちゃんと4本の足で
たくさんのお散歩や かけっこを
したかったはずです



どうしてだろう
ひびきのなきがらに


悲しい、とか 悔やまれる とかは一切なくて
風や 緑の丘や 青空や、
丘に咲いた 小さな白や黄色の花がたくさん


そこをひびきが


時々 草丈に埋もれて
見えなくなりながら


一生懸命に 嬉しそうに一直線に
わたしのほうに駆けてくる



そんな想像をさせる なきがら
だから 悲しくない


素敵だね!
草原や丘、小さな花を見たら


いつでも ひびきを思い出せる


私はボランティアです
保健所、殺処分場、ブリーダー崩壊などから犬を保護しています


ひびきとの 暮らしは
決して かわいくて言うことを聞く犬と
優しい飼い主さん ではなかったけれど


泣き、怒り、笑い、悩み、愛おしいと心から思えた、
今のひびきの姿のように、駆け抜けた1年半でした











いつも 待っていてくれた ひびき
こたえられなかった私









ありがとね!

いつもポチッありがとうございます。励みになってます。絵:ぴーパパさん
 

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