終末期においては、
家族が緊急時に動転して
救急搬送することが多く、
最終的に病院で最期を迎える患者さんは
少なくありません。
住み慣れた家で最期を迎えたいと、
7割以上の人が希望しているにもかかわらず、
実際には8割以上の人たちが
病院で亡くなっているのです。
いくら在宅での看取りを本人が希望していても、
刻々と変化していく病状を目の当たりにして
家族の気持ちは揺れ動きます。
では、この気持ちの揺れを最小限にするには
どうしたらよいのでしょう。
「予期悲嘆」という言葉があります。
これは、その言葉のとおり、
まだ存命中の患者の家族が抱く悲嘆と
解釈されてきました。
しかし、死別を予期して
心の準備をしたからといって、
死別後の悲しみが軽減されるとは限りません。
今後は、看取りだけでなく、
グリーフ(悲嘆)をどう自分で手当てするか、
セルフケアの力が大きく左右すると
思われます。
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