その発言、命取りにつき。 | 滑走少年の横滑り☆奮闘日記

その発言、命取りにつき。

ベンダーの前のガードレールに腰掛け、缶コーヒーをすすってボーッとしていたときのこと。


一組の・・・・・中3か、高校生か?の男女ペアがやってきた。


もう放課後なのか、早くていいなぁ

とか ボンヤリと思って眺めていたら


「あ゛ー 昨日より寒くなると思ったのに、暑い」

「風は冷たいんだけどなぁ、陽射しは暖かかったよなぁ」

「いや、暑かったよ!」

「『そうかぁ......?』」


つい、その男の子と同じことを 心中でツッコンでしまった


「ダメだ、このままじゃ汗が;」 バサバサッ

「おいやめろよ、こんなとこで;」 もっともである。 短いスカートで扇ぐな


「んなの誰も見ないって~」

「そうじゃねぇーだろ!;」

「それにホラ、短パンだぞ。」

『「見せんなよ!!」』

「なんでこの程度で照れるかね~(笑)」


ツッコミつつ......居たな、こういう女子......とか思った

そんでもって、俺は1つ 気が付いた。


「うるせぇよ! だいたいなぁ、街中で体育のズボン見せびらかしてスカート扇ぐヤツなんて非......」

「.......何?」


........察したか、少年。


「お前、短パン入ってから蒸れんだよ」

「蒸れてなんかない!」


あ、バカ と思った瞬間には反射的に目を背いてた

案の定、彼は豪快に腹パンされてた。 デリカシーないぞ、少年。


「痛ぇなぁ、間違ったこと言っちゃねぇぞ」

「言ったよ!」


うん、これはこの娘が正しい。


「だいたい、寒いと思うならスカート丈もどせよ」

「暑いって言ってんでしょ!」

「昨日より寒いと思ってから、短パン履いてきたじゃねぇのかよ ぉっ!?」


おぉ、綺麗な回し蹴りだ。しゃがんで受け止めた少年もさすg

「しゃがむなぁ!!」


え゛ー...... (- -`;)


「怒鳴なうるせぇ、だいたいてめえが恥ずかしがるなよ」

「そんなんじゃない!」

「ふん。俺はそもそもンなのに興味なんかnゲホッ」


今度は綺麗に蹴りが入った。 あー痛そっ。


「うるさい。 帰る。」


・・・・・・・・・ぁ。行っちまったぞ (- -`;)

しかもこの、それまでと一変したトーンの下がった声は、マズイやつだぞ。


「へ、女子はさっさとケェれ!」

「そうじゃねーだろ、さっさと追えよ(苦笑)」


そんでもって謝って見送って・・・


「へ?」

「・・・・・・あ。(・・;)」


つい、無意識に 口が動いてた。


・・・やってもうたーっ。

早く行ってやんなよ。と、言って

持ってた缶コーヒーの中身を一気に飲み干し、自分はそそくさとその場を後にしました。


............恥ずかしぃーーっ。 三(ノ;゚д`)ノ


しかし、微笑ましかったな。

時間にして4分くらいの事だけど、この二人のやり取りは 何か、どこか懐かしく感じた。


頑張れよ、少年

女の子は 乙女心は、なかなか手強いぞ(笑)