リニア、東京―大阪開業前倒し検討 国交省小委
リニア中央新幹線の整備計画を審議する国土交通省の交通政策審議会小委員会は12日、JR東海が2045年を目指す東京―大阪の開業時期を前倒しするよう提言する方向で検討に入った。
この日の小委員会では国交省が、東京―大阪の開業時期を45年より10年前倒しすれば経済的なメリットが増え「効果は一定程度発生する」との分析結果を示した。
小委員会でも早期の開業に反対する意見はなく、家田仁委員長は委員会後に「(前倒しするのなら)どういう資金調達で早く開業できるのか、具体的方策は引き続き検討事項として残る」との見方を示した。
また小委員会ではJR東海が、27年の開業を目指す東京―名古屋のうち名古屋駅は、東海道新幹線ホームから30メートル程度下の地下に建設する考えを表明。
ホーム間の移動には3~9分かかるとした上で、乗り換えは15分程度あれば可能とした。
2010/11/12 22:39 【共同通信】