ある脳外科医のぼやき

脳や脳外科にまつわる話や、内側から見た日本の医療の現状をぼやきます。独断と偏見に満ちているかもしれませんが、病院に通っている人、これから医療の世界に入る人、ここに書いてある知識が多少なりと参考になればと思います。
*旧題「ある脳外科医のダークなぼやき」


テーマ:

お久しぶりです。

ここ最近なかなか更新ができておりません。

 

3月に節目を迎えるので、

以後いろいろ記事を書いていこうと考えているのですが、

それまで何も書かないというのも本意ではないので、

 

このブログを書き始めたときの初心にかえって、

動脈瘤治療の話でも書こうかと思います。

 

最初にこのブログを書いたときから、

もう7年近く経っていますので、その間に私自身の考え方にも、

若干の変化がありますので、少しずつ数日おきに書いていければと思います。

 

まず今回は、触りとして、

脳動脈瘤の治療といっても、大きく分けて、二つの場合に分かれるということを書きます。

 

つまり、同じ脳動脈瘤の治療といっても、

動脈瘤が破裂した後なのか、もしくは未破裂の状態なのかによって、

全く異なるということなのです。

 

破れてしまった動脈瘤となると、

今の世の中では、治療、つまり動脈瘤の処理を行うということについて、

ほぼ絶対的といってもいいくらいの正当性があると考えられています。

 

これはなぜか?いくつか理由があります。

破裂した脳動脈瘤の再破裂率が高いというのが一つの理由です。

 

実際にクモ膜下出血として動脈瘤が破裂した患者さんが病院に運ばれてきた際に、

私たち脳外科医は、

「今は破れた動脈瘤が、周囲の血の塊で、かさぶたのように仮止血された状態。いつ次の破裂が起こってもおかしくなく、もう一度破れたときには命があるかわからない」

 

というように説明します。

この説明に嘘はありません。ほとんど真実です。

 

ただ、こういうと、全員が再破裂するかのように聞こえるだろうと思うのですが、

実際には、脳動脈瘤破裂が起こり、クモ膜下出血となった方のうち、

どの程度の人が再破裂するでしょうか??

 

私たちはその数字を非常に高いものと考えますが、

もしかすると皆さんは違うかもしれません。

 

ただ、再破裂が起こると死亡も含めて非常に悪い結果になるリスクが何倍にもなるのは間違いがないことです。私の経験では、たとえば搬送後すぐに再破裂が起こった方の中でも、元気に退院した人は本当に僅かです。

 

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