ある脳外科医のぼやき

脳や脳外科にまつわる話や、内側から見た日本の医療の現状をぼやきます。独断と偏見に満ちているかもしれませんが、病院に通っている人、これから医療の世界に入る人、ここに書いてある知識が多少なりと参考になればと思います。
*旧題「ある脳外科医のダークなぼやき」


テーマ:

「〇×クリニックで先週診てもらったけど、よくならないからこちらにきました」

 

というような患者さんは結構な割合で外来にやってきます。

 

つまり、

一度かかってみたけど、よくならないから次の病院へ、という患者さんです。

 

しかも、最初のクリニックや病院である程度検査までしているような方も少なくないのですね。

ただ、このような方は実は結構損をしています。

 

なぜかというと、

一回の診察で診断がはっきりとつくことはむしろ少ないからです。

 

症状がでてから、わりとすぐに患者さんがきた場合、

わたしたち医師側が非常に重要視しているある種類の情報は、絶対に手に入らないからです。

 

その情報とは、経過です。

時間経過のことです。

 

症状が時間とともに悪くなるのか、

自然とよくなるのか、

かわらないのか、

 

たったこれだけの情報でも、ずいぶん診断の方向性が変わってきます。

 

検査にしても、

数値の変化や、画像の変化から得られる情報は、

単回の検査情報よりもはるかに多いのです。

 

つまり、

2回目の受診で病院を代えてしまう方は、

この経過という大切な情報を自分の診断に生かしてもらうことができないのです。

 

その病院で行われた検査結果などは、

当然その病院でしか見られません。

 

もともとどこかほかの病院へ紹介するつもりで、紹介状などを準備する場合には検査データなども準備できますが、

患者さん側の判断でほかの病院に無連絡でかかった場合には、

当然その前の病院での検査結果は生かされないのです。

 

だから、私はなるべく、

症状がよくならない、もしくは悪化するといった場合には、

少なくとも、もう一回は同じ病院もしくはクリニックで、

できれば同じ医師に診てもらうことをお勧めしています。

 

2度目に、症状の経過の情報も加われば、

大分見方もかわってくるからです。

 

どうしてもその医師が嫌だという場合でも、

もし、その病院が個人開業のクリニックなどではなく、

ある程度の規模の病院だったら、

同じ病院で、別の医師に診てもらうことを勧めます。

 

これは、同じ病院であれば、

前回のカルテや、検査結果などが閲覧できるからです。

それだけで他の病院にかかるよりは、

ずっとアドバンテージがあります。

 

でも、同じ病院の他の医師にみてもらうなんて、なにか決まづい、

と思う方は、心配いりません。

 

ある程度の規模の病院であれば、

日によって外来の担当医は同じ科の中でも日替わりで異なるものです。

だから、曜日をずらせば別の医師にあたる可能性が高くなります。

 

とりとめもない話ですが、

結構、こういった方はいらっしゃるので参考になれば幸いです。

 

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