愛季side
私には双子の姉がいる
瞳月「愛季、学校行くよ」
愛季「あ、うん」
瞳月「寝癖ついてるよ」
愛季「ありがとう」
私の双子の姉の瞳月
ダンスが出来て、たまに出る鈍臭い所があるけど私の事1番に考えてくれる優しい人だ
瞳月「車道側は私が歩くって言ってるでしょ」
愛季「そうだったね」
こうやってサラッとかっこいい所を必ず見せてくれるが瞳月にはもう1つ隠された姿がある
美羽「おはよう愛季」
愛季「おはよう」
瞳月「美羽、愛季に触ったらダメって言ってるよね?」
美羽「なんでよ」
瞳月「私の愛季だから」
美羽「私は愛季の事が好きだからそれは出来ないかな」
瞳月「私のだって言ってるよね」
瞳月は重度のシスコンだからだ
愛季「瞳月、私は瞳月だけだからね」
いつもその言葉を言えば瞳月の顔に笑顔が戻る
瞳月「美羽、諦めた方がいいよ」
美羽「絶対諦めないから」
美羽は先に行った
瞳月「愛季モテるんだから気を付けないよ」
愛季「モテないから安心して」
瞳月「何かあったらすぐに言ってね」
愛季「うん」
瞳月は何をするにも私と行動してくれて小さい頃から私の事を守ってくれていた
瞳月「じゃあ行こっか」
愛季「遅刻しちゃうし急ご」
私は急いで学校に向かった












瞳月side
私には可愛い双子の妹がいる
優「凄い幸せオーラ出てるけど大丈夫そ?」
瞳月「愛季が可愛すぎてやばい」
優「愛季が可愛いのはわかるけど」
瞳月「可愛いって言っていいの私だけだから」
優「シスコン笑」
瞳月「私は愛季が居てくれれば別に良いし」
そんな話をしていると愛季が教室を出た
瞳月「あ、愛季が教室から出たから着いて行かないと」
優「待ってれば大丈夫だよ、トイレに行っただけかもだし」
美青「瞳月、明日ラーメン食べに行こうよ」
瞳月「いいよ」
美青「ずっと行きたかった二郎系ラーメン行こうよ」
瞳月「行きたい!!」
美青とのラーメンの話に夢中になってしまい愛季の事忘れてしまった












愛季side
美羽に屋上来てと言われ私は瞳月の目を盗んで屋上に向かった
愛季「美羽来たよ」
美羽「お!!ようやく2人きりになれた」
愛季「付き合ってないからね」
美羽「私は愛季の事好きだよ」
愛季「ありがとう」
美羽「愛季は?」
私は美羽の質問に答えられなかった
何故なら……
瞳月「美羽とは付き合えないって言ったよね?」
愛季「瞳月!!!」
瞳月「帰って来ないからびっくりしたよ」
美羽「美青と話してたはずなのに」
瞳月「ラーメンの話して終わったよ」
美羽「も〜」
美羽は屋上から出た
瞳月「何もされてない?」
愛季「何もされてないよ」
瞳月「何かあったらすぐ言うんだよ」
愛季「私は瞳月がだーいすきだよ〜」
瞳月「うっ、破壊力凄い」
愛季「私だけ見ててね」
瞳月「見てます」
私はこのシスコンの姉の沼から抜け出す事は出来ないのかもしれない
例え美羽の事を好きになっても瞳月からは離れられないと思う
ひかる「私の妹は最強だ」
私達の姉は瞳月よりもシスコンなのはまた今度……