美羽side
夏鈴「この前よりも良くなってきてるけど相手に隙を見せないように気をつけなよ」
美羽「はい、藤吉さんから見て1番強い奴は誰ですか?」
夏鈴「ん〜、谷口と山下と村井かな
次の御三家候補に選ばれてるぐらいだからね」
美羽「確かにこの3人はランクも高いですよね」
私は少し弱気になっていた
夏鈴「大丈夫だよ、御三家候補とか関係ないんだからさ村山の思うままに戦えばいいと思う」
美羽「藤吉さん……」
夏鈴「それに私を超えるならそんな弱気になってたら越えられないからさ」
美羽「私頑張ります」
夏鈴「村山なら大丈夫」
美羽「ありがとうございます」
私は自主練するために練習場に残って練習していると由依様がこちらに来た
美羽「どうされましたか?」
由依「まだ練習してるんだなって思って」
美羽「明日で全てが決まると思うと怖くて」
私の手が震えていると由依様が優しく握ってくださった
由依「美羽がどんな結果を残しても私は美羽の事を離すつもりは無いよ」
美羽「でも、私がもし残酷な結果を残したら御三家の皆さんは絶対降格させられ由依様の元には居られないと思います」
由依「そんな事になっても自分の名誉を捨ててもいい覚悟で美羽を取り戻すから」
由依様の言葉を凄く優しくて、自然と勇気が湧いてきた
美羽「どうしてそこまでしてくださるんですか?」
私が聞くと由依様は優しく微笑んで言ってくださった
由依「私は美羽のことがす……」
夏鈴「村山明日の準備するよ」
美羽「あ、はい」
夏鈴「由依様は就寝の時間になりますのでお部屋にお戻りください」
由依「うん、またね美羽」
美羽「おやすみなさいませ」
部屋に戻る由依様にお辞儀をしていると藤吉さんに首を絞められた
美羽「く、くるしいです……」
夏鈴「罰を与えているのですから痛いに決まってます」
その後頬を引っ張られ赤く腫れそれは次の日まで残っていた
美羽「藤吉さん力強すぎます……」
頬に湿布を貼り私はある物をつけて学校に向かった












由依side
美羽が同級生の皆と一緒に学校行った後私は夏鈴と一緒に会場に向かった
夏鈴「村山なら大丈夫ですよ」
由依「そうだよね」
夏鈴「はい、私が指導しましたし、由依様のそばにいたいって思う気持ちが凄く強いですからその気持ちがあれば絶対大丈夫です」
由依「私は美羽のこと絶対離さないから」
夏鈴「村山なら大丈夫ですから」
この大会が残酷な結果になることなんて誰も予想していなかった……
瞳月「美羽、最初の対戦私とだから」
美羽「え?」