その①はこちらです

 

 

上陸したゴジラを目撃する自衛隊員たち。

ここで谷原章介さんが出てくるのが良いですね。

本作と同じ手塚昌明氏が監督を務めた2作前のゴジラ作品、

 

「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」

 

の主要人物、工藤元と同じ俳優を別人のチョイ役で起用してるのが良いです。

なんかこう、別世界だけど繋がってる感と言いますか、もし違う世界だったらこうして生きてたのかなと想像できたり、あと単純に嬉しかったり、そんな要素です。

 

 

八景島に上陸したゴジラ。

う~ん、カッコイイ!

 

 

暴れてる時の顔。

見開いた眼がメチャクチャ怖い。

 

 

そこへ運ばれてくるメカゴジラ=3式機龍!!

 

 

ゴジラの足元の工場群や車両群も実によく出来てるなぁ。。

 

 

そして家城茜が機龍のオペレーション開始!

機龍の起動画面がもうカッコいい!

 

 

うおおおおおおお!!

本作のメカゴジラは普通の巨大ロボットと異なり、パイロットがコックピットに乗り込むのではなく輸送機「しらさぎ」内から遠隔操作する形式。

へぇ~珍しいな~と思うと同時に、この際に映るオペレート画面がいちいちカッコいいんですよ・・・!

 

「珍しいから個性的だけど、でもコックピットに乗り込むからこその熱さもあるよな~」とボンヤリ思っていたのですが、その点も後半で活きてくる本作の素晴らしさですよ・・・!

 

 

上空からゴジラを見下ろす機龍と機龍隊。

街並みが良いね。。

 

 

そして遂に機龍が降り立つ!!

足アップでゴジラの前に「ズシン」と降り立つのがイイ!!

 

 

機龍を固定していたしらさぎのワイヤーが収納されて行くのも良い。。

 

 

そして遠隔操作で攻撃命令を出す!

この画面がカッコいいよね・・・!

一番目立つ「ROCKET LOUNCHER READY」の表示と言い、周囲の表示と言い、

モニター表示がイカす・・・!!

 

 

肩ロケット砲撃開始!!

ウヒャアアアアアアアアア!!

燃える!!!

 

 

ヒョオオオオオオオオオオオ!!

フル直撃!!

 

 

カッケェ。。

 

 

そしてオペレーターである茜のモニターに映る、爆炎の中のゴジラ。

この煙の中から睨みつけてくるゴジラの画も恐ろしくもカッコいい。。

 

 

そして茜が更なる攻撃命令をする際にレバー操作する画が挟まるのも良い。。

操作してる、攻撃してる感があります。

 

 

肩から前面に向いた砲身のみならず、バックパックの背面と側面からも続けざまに射出!!!

ウヒョオオオオオオオオオオ!!

 

 

この、両側面から弧を描くようにミサイルがゴジラに迫るのがたまらん!!!

 

 

ちゃんと左右から着弾してます。

爆炎でミレニアムシリーズゴジラ特有の刺々しい背びれだけが出てる光景もいいね。。

 

しかしこんなフル直撃を受けてもゴジラは無反応、微動だにせず。恐ろしい・・・

 

 

更に追撃で顎部開閉!!

ウオオオオオオオオオ!!

 

 

メーサー発射!!

発射の瞬間、画面中が眩く光るのが迫力!!

 

 

メカゴジラ(機龍)版の熱線!!

「メーサーを撃ち込みながら一気に攻め込め!」という指示でこれが放たれるので、

あぁ、冒頭でも出たあのメーサー兵器を機龍の口に仕込んだのか!と分かるのも良いです。

あとこれまで日本を怪獣被害から守って来たメーサーがここに活かされているというのも胸熱。

 

 

前進しながらメーサーを浴びせる機龍。

うーん、カッコ良い。

 

 

ゴジラさんフル直撃です。

ロケットとミサイルでは無反応で微動だにしなかったゴジラがこれを喰らうと鳴き声を上げながら後ずさるので効いているのが分かります!

日本を守って来たメーサーは強いんや!!

 

 

画面右奥から手前のゴジラに向かって放射する機龍の画がイイ。。

 

 

このまま畳み掛けるぞ!とばかりにアブソリュート・ゼロ使用!

アブソリュート・ゼロ使用時のこのモニターもイイネ!!

 

 

しかしまさかの、、、

ゴジラ咆哮からの・・・

 

 

如何にも機龍内部の生体部分が反応し、何らかの作用をしたらしき映像の後、

 

 

シーンと動きを止める機龍。。

手前や奥の建造物は勿論、左右に鉄塔がある構図も良いですわ。。

 

 

アブソリュート・ゼロ発射レバーを操作するも、ウンともスンとも言わず戸惑う茜。

このアブソリュート・ゼロには専用の暗証番号?を入力した後にレバーを操作しないといけないってのも良い。

如何に軽々しく使ったり誤作動してはいけない重大な武器なのかが伝わるというものです。

 

 

機龍のあらゆる部位モニターにエラー表示が出まくるのもいい・・・

もう何も動かないんだなってのが分かります。

 

 

突然機龍があらゆる命令を受け付けなくなり茜は相当焦ります。

しかも目の前にゴジラがいて、今にも特大武器によってやっつけられるかもしれないというタイミングでのこの謎のトラブル。

更に茜にとって自分のオペレートミスで窮地を招くというのは以前の対ゴジラ戦で上官を死なせてしまったトラウマとも重なるし、その雪辱を晴らさんという想いもあったであろうこの出撃でいきなりこうなるんですから動揺どころじゃないでしょうね。

その心中が伝わってきてこちらまでハラハラします。

(実際は今回の謎のトラブルに関して茜は何も悪くないんですが)

 

 

自衛隊基地の担当科学者達のモニターにも異常を知らせる表示が。

「EMERGENCY」の他にも機龍の全身図やバー表示がされていて良いです。

 

 

幸運にもゴジラは海へ飛び込み姿を消します。

機龍の攻撃がちゃんと効いていたのだろうと思え、その強さ頼もしさが実感でき嬉しいと同時に、機龍が操作不能になるこの窮地にとりあえずゴジラが去ってくれた事で安堵感も湧くシーンです。

 

しかし次なる窮地が待っているわけで・・・

 

 

機体回収に来たしらさぎが見下ろす機龍。

街並みが細かくて良いですね~。。

しらさぎ三機が連なってる画も良いです。

 

 

機龍が事を起こす直前、一瞬アップになった左手がピクッと動くのがイイ。。

しらさぎ2機が飛んでるこの画も良い。

 

 

機龍、振り向き様に腕からのビームでしらさぎ狙撃!

 

 

突然の事ながらも回避するしらさぎも流石!

ここでビームが機龍の腕の動きに合わせて、しなる鞭のようにしらさぎへ迫るのがまた好きです。

 

 

茜の操作は無し、機龍が勝手に動いたという言の後・・・

 

 

上空へかざした腕の砲身が下げられると・・・

 

 

そこにある機龍の眼は赤くなっている・・・!!

ここ良いですね・・・!

一目でまともじゃない、何か起きたと分かるし、腕を下ろしたらその眼が覗くって言うのも良いです!

 

 

そして一斉射撃!!!!

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

この大胆なかっこいいカットにこの映画の魅力がある意味象徴されているという気すらします。。

とにかく機龍のかっこよさが濃縮された映画というか。。

 

 

機龍の無秩序な一斉射撃で破壊される建築物。

もう堪らんね。。

しかも事前に「八景島の避難はほぼ完了」という通信があったので、犠牲者はいないだろうと安心して(?)大迫力の破壊を堪能できます。

 

 

発射と同時に砲口やバックパックから煙が出てるのがカッコイイ!

あと発射煙のみならず、ちゃんと弾頭も映ってるのもイイね。。

 

 

着弾!ビル破壊!!

そして発射煙が時間差で更に噴き上がってるのも良い。。

 

 

歩きながら腕のレールガンを発射しまくる機龍。

ここの発射音が心地いいんですよ。。

「ドュドュドュドュドュドュドュ……!」

みたいな感じで。

あとマンション上のアンテナや給水タンクまで細かくて見入ります。。

 

 

水平に構えた両腕から発砲しながら前進する暴走機龍。

良いわ。。

 

 

爆炎の中を突き進んで来る機龍。

あー堪らないです。。

 

 

うん、良いわぁ。。

カッコイイ。。

 

 

瓦礫の街と機龍の背中、それを追い掛けるしらさぎのカットもカッコいい。。

 

 

しらさぎを迎撃する機龍の顔アップも良いよぉ。。

 

 

バックパックからの掃射がイカす・・・!

 

 

そして避けきれず被弾したしらさぎが墜落。

墜落して画面手前にゴゴゴゴッと迫って来るしらさぎのCG、迫力あります。

 

 

大破したしらさぎの機体表面も多分CGだと思うんですが、これも精密です。

同じ手塚監督が担当した「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」ではCG合成に馴染まなさを感じる場面もチラホラありましたが、本作はそういうのが激減した上に、とてもクオリティが上がった印象があります。

素早く飛ぶ虫なメガギラスよりメカゴジラの方が違和感のないCG合成し易かったのかなとか、機龍がカッコ良すぎて気にならなかったのかなと思うものの、こういう止まってる飛行機のシーンを改めて見直しても「ゴジラ×メカゴジラ」の方がCGの精密さを感じるので、予算が増えたとかスケジュールに余裕があったとかCG技術が向上したとかそういう感じなのかな?

 

 

ここで葉山進が、散々罵倒してきたにも関わらず命を顧みず自分を救出してくれた茜への印象が変わるきっかけになるのも良い。

あれだけ罵倒して来た相手を命懸けで助けた茜も偉い。。

 

 

謎の暴走を起こした機龍を止める方法はない。エネルギー枯渇を待つのみとの報。

あと58分というエネルギー残量の表示シーンも良いです。

「まだそんなに掛かるのかよ・・・」という軽い絶望感があります。

 

 

日は暮れ、夕景の中、ビルの中から見た近づいてくる機龍の視点が良いです。

 

 

高層ビルに攻撃するでもなく、全身で真っ直ぐ突っ込んでいくとは思わず驚きました。

 

 

吹き飛ぶビル内のカットが挟まる事で破壊の迫力と説得力が上がってて良いです。

これもミニチュアだろうに、こんな短時間しか映らないカットのために、説得力を上げるために造られてると思うと、凄いな・・・と思うばかり。

 

 

直後、ちゃんと機龍の顔面がオフィス内に突っ込んで来すらするんですよ。

巨大感、説得力、迫力、いずれもマシマシで凄いです。

 

 

 

なんとビルの向こう側が突き抜ける!!

隣の立体駐車場?や下のトラックも細かくリアルで凄い。。

 

 

まさかの、高層ビルをそのまま徒歩でぶち破って通り抜ける機龍。

ダイナミックさに恐れ入ると同時に燃えましたねぇ。。

瓦礫が吹き飛んでるのも迫力とリアルさを出してます。

ミニチュアセットは一度壊したらそれっきりでしょうに、それをこんな風に壊す豪快さと爽快さも満点!

 

 

ポッカリと大穴が開くのが良いわぁ。

インパクト大ですよ。

 

 

そして夕陽の中の機龍。

薄闇とそれを微かに照らす夕陽に輝く眼が綺麗。

 

 

遂にエネルギー切れが訪れ、眼の光が消え、首を垂れる機龍。

やっとこの時が来たか・・・という達成感、安堵感。

先ほど高層ビルに突っ込んだ時の粉塵が、下向けた顔からパラパラと落ちながら機能停止するのも良いです。

 

 

蜃気楼のように滲む夕景の中で佇む機龍の画も良かった。

やっと機龍が止まったというシチュエーションと合わせて、何とも言えぬ感慨があります。

 

 

昔のゴジラ演出オマージュらしき、輪転機を背景に報道が文字で出るシーンも好き。

 

 

身内しかいない場でも「機龍暴走の責任は私にある」と述べる五十嵐首相も理想的。

こういうシーンがあるから理想の首相として好感が持てるし、終盤の首相関連のあれこれなシーンの感動も尚更上がるというものです。

 

 

機龍暴走の原因調査に頭を抱える科学者パート。

隣の科学者のPCデータと合わせて、ゴジラの鳴き声が原因だったと突き止めるシーンのモニター表示も良い。

2つのPCのデータをシンクロさせてるのだと分かる上、かっこいい表示。

 

暴走時の演出によって視聴者にはおおよそ察しがついていたであろう原因ですが、登場人物達には思いもよらぬ事実だったでしょう。

まさかゴジラを倒すために使ったゴジラの骨、それこそが惨事を招く要因に転じるとは。

生体メカならではの展開でもあり、そこにも良さを感じます。

 

 

(長くなるため次の記事へ続きます)