「星が綺麗だね」って言われたらー
相手の感情から見て”的はずれ”な応答をしていませんかー。
「おかあさ~ん、ほら見て~」
息子の手のひらで這っているミミズを見て、ワタシは
「どっからもってきたの!家に入れないで!手を洗いなさい!」
その剣幕に押された息子は、置いてきたのか戻したかは定かではないが捨ててきた。息子が小学1年生頃の話である。
ワタシは「ほんと、なんてかわいいミミズだこと」 とは言わなかった。
ワタシは「なんてきたならしいミミズ、捨ててきて」 とも言わなかった。
帰ってすぐに見せたくて「おかあさ~ん」と呼んだのに、ミミズについて、”喜びも恐怖も”、”賛成も非難も”しなくて、ただ不潔たと言ったの。息子にとって直接重要でない部分での応答をしていたのよ。
これを、心理学では『的はずれ応答』って言われる。
このことで思い出したミミズの一件、ワタシの反省ぶり分かってもらえますか。
ミミズの一件は時間が経っていたから、良しとして「これから出来るぞ!」って、でも咄嗟はちょっと難しかったよ。
あなたも、これから子どもにも、人間関係においても、『的はずれ応答』ってことを心に止めておいているだけでも違ってくるよ。
「星が綺麗だね」
「寒いから、星が綺麗に見えるのよ」 これはどうでしょうか?
成人式を迎えるあなたにも、知っていてもらいたくてー。