不登校、NEET問題と貧困はかなりリンクする世界だ。

今子供関係のNPOで話をすると貧困の連鎖の話が出てこないことはまずない。
自分たちも昨年市の委託を受け、生活保護家庭の家庭教師事業をひきうけた。
学業支援というより、鳥越で思い切り遊ぶ体験をさせてやりたく思っていたのだが、形の見えない事業の支援というのは難しいらしく、学習中心が支援だった。スタッフが本当に頑張ってくれたのだが、話を聞くと重さに耐えかねるばかりだ。

昔芸人さんの親が生活保護云々でパッシングを受けてから、生活保護というと楽してる、胡散臭い、自己責任という言葉がつきまとうが、お金だけでなく、必要なところに本気で支援しなければ、この負の連鎖が子供に及ぼす影響は半端でない。
生まれてから、100人の人に囲まれ育つ子と5人の人しか関係を持てない子では人生への意欲、世界への関心、前向きの心持ちで大きく違う。
まして生活保護
の方は、多くの方が自己肯定が高くもてないといわれ、結果子どもも世の中が楽しいものと見えない。
情報が集まらない、意欲が高まらない、とどんどん負のサイクルに入る。

関わった子たちは小学あたりから学習がつまずいているという。
家に帰り、勉強を見てくれる親がいる家庭と、家に帰っても質問できる環境にない子とではそりゃ人生差が出るでしょう。
それを家庭の問題、個人の問題、自己責任というには人の情として言えない状況にすでに日本は入っている。

生活保護家庭ではなく、ひとり親家庭でも似たり寄ったりだ。
先日、「生活困窮者自立支援研修会」に参加してきた。
講師の方がかなり細かい試算をだしてて、一人に1000万かけても、将来、税金で暮らすか税金を払うかで、圧倒的に「働ける支援」が国を豊かにするという計算を打ち上げでしてくれた。
NEET、不登校問題も同じだ。

外から安易に労働力を入れての、その場しのぎより、同じ国に生まれた仲間を大切にしてほしい、世界の難民より、日本の孤立社会。
6人に一人の子供が貧困。
教育費のGDP割合、先進国で断トツの最下位。
平均5.4%に対して、3.6%。

博打の偶然で人は育たない。

失われた長屋横丁お付き合いを支援で再生。

一NPOには荷が重すぎる。

by 森 要作