『講演会とトークセッション』は前半は早川星朗先生(ほがらか星親と子の発達クリニック院長)の講演
後半はトークセッション(早川星朗先生、中久木俊之氏、板津呂祐氏)で行いました。
以下は概要をお知らせいたします。当日はレジュメを更に深めた内容でしたので、今回の概要をお伝えするのはレジュメに沿って
お知らせすることにします。
『早川星朗先生の講演』
1,発達障害の子どもの特徴
・発達霜害は4つ
自閉症スペクトラム症(ASD )
注意欠如・多動症(SLD)
限局性学習障害(SLD)
発達性協調運動障害(DCD) の4つで、知的障害は含めない考え方
・違いはどこに?
ASD 社会性の質的な違い
コミュニケーションの質的な違い
社会的想像力・興味の質的な違い
感覚の過敏・鈍麻
AD/HD 多動・衝動・不注意
SLD 読み書き計算
DCD 微動運動・粗大運動
2,学習スタイルの違い
ASD:ルーテイン(決まった動作や手順を繰り返し行うこと)やパターン学習が得意、視覚的学習が得意、自習型、興味の
あることをっ中心に展開するのが得意、職人気質の活かせる学習環境、シングルフオーカス(一度に複数のことを処理
することが難しかったり、多くの情報の中の一部分に反応してしまったりすること)、秩序ある学び。意味や意義、納
得が大事。構造や仕組みが大切
AD/HD:自由奔放に学ぶのが得意、世界を移動しながらだと脳が活性化する=動きながら学びたい、ご褒美あると頑張
る、人との関りから学ぶ、人を助けたいというモチベーションも強い、マルチタクス(短時間で切り替えながら
複数の作業を行う事)、危険に飛び込む、ランダムが好き
SLD:絵やイラストで学ぶのが得意、設計図、イラスト、PCやICT(情報処理や情報技術)でも力を発揮する、創造性
学習スタイルの違いはどの様に?
学校での学習困難
・自分のペースが最強→授業では先生のペースがきつい
・興味が狭いので、指定された教材に関心がもてない
・周囲の生徒の雑音がきつい、自習室が快適
・学ぶ意味や意義がないと、きつい(ただ覚えなさいは無理)
・自分で考えるって難しい、自由すぎて難しい
・応用問題は苦手、パターン学習が得意
興味の持ち方の違いをいかす
スタイルにあった学習
学習の物理的環境
学ぶことの意味が欲しい
自由度の高いかだいでの軋轢(あつれき・・葛藤)が生じる
以上前半の概要をお伝えしました。次も継続してお知らせいたします。