Light Ring.の塚田です。
今回は、前回のLight Ring Time20に参加していただいた菊川恵さんに、
LRTに参加して、というテーマでブログを書いていただきました。
文中にもありますが、彼女は、"支えられる"ことが今まで多かった人でした。
そんな菊川さんの声、ぜひ見てみてください。
では…どうぞ!!
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2014年12月20日にLight Ring Timeに参加してきました!
Light Ring Timeは大きく分けると、第一部の「支え手報告タイム」と、
第二部の「支え手のためのワールドカフェ」で構成されていました。
第一部:「支え手報告タイム」
支え手報告タイムとは、普段、誰かを支えている人
(ここでは、「支え手さん」と呼んでいます)が
自分自身の支えた経験をシェアする場を指します。
支え手報告タイムは、支える上での苦悩や相談、
アドバイスなどをお互いに共有できる
貴重な空間となっています。
支え手さんは、支えられることがあまり得意ではなく、
「支え手」としての役割ばかりを担っている人が多いような印象を受けました。
Light Ring Timeでの「支え手報告タイム」はそんな支え手さんたちの
支えられる場としての役割も果たしているように感じました。
テーマは「伝えづらいことを伝えるには」というものです。
仕事をバリバリこなす20代後半のカップルで、仕事がうまくいかずに
落ちこむ彼氏から相談される彼女という設定で話し合いを行いました。
相談してくれている人は「アドバイスを求めているのではなく、
ただただ聴いてほしいだけ」だということは分かっているけれど、
「相手を思うがゆえに自分の意見を伝えたい!」というような
ジレンマを誰しもが必ず感じたことがあると思います。
そんなジレンマを乗り越えるために何ができるかということを話し合いました。
聞き方のテクニカルな話ばかりかと思いきや、
支える側の心のバランスのとり方や支え手の
在り方にまで話が及び興味深かったです。
「支える側のセルフケアが足りていないと支える側が疲弊してしまう」
という意見にはグループの誰しもが共感していました。
また、一番印象深かったのは、
「伝えるときに自分から心を開いてみる」という意見でした。
「自分も●●だったんだけどね、」という言葉を添えて
自分の意見を伝えることで、親身になって寄り添っている感じがするように思いました。
私は過去に特定の誰かを支えていたことがなく、
むしろ普段は支えられる側でした。
だからこそ、正直、最初はこの場に居てもいいのかなあと
不安な気持ちでいっぱいでした。
結論からいうと、「支える側」も「支えられる側」両方ともに
参加する価値があると私は思います。
この場に身を置くことで、支える人と支えられる人は紙一重だと気づきました。
お互いがいつどの立場になるかなんて分かりません。
支え手さんは「支え手」という役割ばかりを担いがちだけれど、
「支えられ方」を知っておくことも重要なのではないかと思いました。
「支えられる」ことにより、気持ちが軽くなります。
それだけではなく、「支えられる」ことは「支える」上でも役立つと思うのです。
「支えられ方」を知ることで、支えられる側の気持ちを想像しやすくなります。
それにより、支える相手の一挙手一投足に不安になって、
困り果ててしまうことが減らせるのではないかと思います。
また、支えられる側の人は、この場を通して、「支え方」や
「支えている人」を知ることで、支えられ方に思いを馳せられると思います。
「支えられる人にもこんな苦悩があるんだ」、
「支え手さんは自分のことをこんなにも大切に思ってくれているんだ」
と感じることができると思います。
Light Ring Timeに参加して、自分自身が気付かないうちに
「支える」ことへのハードルを上げてしまっていることに気づきました。自分が関わる身近な人に、できる範囲で寄り添うことも
立派な「支える」ことです。そんな小さなことで救われる人がたくさんいます。
支えることや支えられることは、本来、とっても身近なことです。
でも、「支え方」や「支えられ方」を知る機会はあまりありません。
だからこそ、Light Ring
Timeのような時間はとっても貴重だと思います。
来月にも、Light
Ring Timeが開催されるので、是非ご参加ください!
次回のLight Ring
Time
第一部 ”「支え手」報告タイム”
第二部 ”日常で使える傾聴トレーニング”
開催時間:2月21日(土)15時~18時 (14時30分開場)
開催場所:株式会社ガイアックス6F (JR五反田駅から徒歩約6分)
参加費用:社会人2000円 学生:1500円(ワーク資料込)
人数規定:15名先着