うつで苦しんでいたり、生きづらさを感じている人をサポートする
「支え手」プロフィールvol.7 - 山口 紗綾 さん
支え手インタビュー第7弾!
今回は4/19(土)第12回Light Ring.Timeに参加してくださった
都内大学薬学部4年 山口紗綾さん(写真左上)にインタビューしました。
今回は後半です。前半はこちらから→リンク
4.身近な人の悩み相談について「失敗したと思う」例って何かありますか?
差し支えない範囲で具体的に教えてください。
はい。大学受験のときに、同じ塾の友人から帰り道に、
毎日愚痴を聞くような経験がありました。
相手を避けるようになりました。
少しだけ、ああすればよかったのかなと後悔してしまったりもします。
自分が初めて潰れた経験だと思っています。
今回は疲れませんでした。でもたまたまのことだから、
次回がどうなるかはわからないと思います。
5.悩んでいる相手がどのような状態になると、生きやすくなると思いますか?
人によると思いますが、基本は依存し合わない関係でしょうか。
そうなるためには、自分の価値を人に求めずに、
自分で自分を認めてあげられる方法を持てるようになること。
悩んでいるときは自分の不足点に気づきがちだが、
思考を切り替えて、自分の良いところに目を向けることが大事だと思います。
6.そもそも、なぜ山口さんは「身近な人の悩み相談」に応えるのでしょうか?
ー中学3年に友達との関係が面倒だったり、学校行きたくなかったり、
自分としては、大変な思いを感じていた時期がありました。
病気ほどではないと思うけど、ずっと辛かったんですね。
だれにも相談することができなかったので、辛い時期が長引いたと思っています。
吐き出すことができなかったからノートに書き出していました。
ある時、死のうとさえ思ったこともあったのですが、どうせ死ぬなら楽に生きよう。
考えるのを辞めよう、と考え直すようになりました。
その時に誰かに相談できたら、もっと早く復活できたと思ってます。
復活してからは自分も不安定だったので、
自分が安定してから、同じような気持ちになる人を見たくないと思ったのが原動力です。
身近に悩んでいるひとがいたら「話を聴いてあげよう」と思うようになりました。
7.Light Ring.の講座に参加した動機を教えてください
元々「身近な支え」に興味があって単語検索をしたらLight Ring.を発見しました。
半年前に田辺(高校の同級生でLight Ring.の聴くトモ2期生)にメールで連絡をとって、
Light Ring.について質問をしました。
ぜひ行ってみたら?と進められて参加しました。
自分から新しい活動に参加することはあまりないので緊張しました。。
知り合いが入っていたから飛び込みやすかったです。でも、
障壁として感じるところは、心理学など学んでいない人が入っていいのか?など
疑問に感じたりしました。
実際参加してみて、他の人は心理学を学んでいる人が多くて、
障壁をやはり感じてしまったところもあります。
8.Light RingTimeに参加してみて、
具体的にどのような点が役に立ちましたか?
またどのような点が役に立ちませんでしたか?
○役に立ったところ
→分からないところは「専門家に聴く」という選択肢を知れたのは大きかったです。
「できる範囲でやる」ということの具体例を知れたこと。
ついつい、自分で支えてあげたいと思ってしまうものなので。。
自分にできないことも調べてたりしてなんとかしようとしてしまっていました。
頼られると張り切って嬉しくなってしまうのだが、
できないことは他の人に任せてもいいと思えて肩の荷がおりました。
そこまで頑張らなくてもいいんだと思えました。
×役に立たなかったところ
→特にはないです。想像以上に他の人が心理学を勉強していたり、
病院に通う方を支えている人が多い印象を受けました。
自分が悩みを聴いている相手は、実はそこまで重いわけではなくて
それを支えたいという自分もたいしたことないと思ってしまいました。
でもそこまで重篤ではなくても支えたいという気持ちをもてた自分の感受性に
感謝したいと自分を言い聞かせたので問題はありません。
しかしフォローはあってもよかったなと思いました。
でも特に意識しなくてもいいと思います。
9.講座後に、どのように行動や意識が変わりましたか?
一人で抱え込まなくてもいいんだと気付けたこと。
自分ができることは友人として出来る範囲でできることをすること。
いい意味で諦める。
役割分担をして他の人に頼りながら
自分の「友人の範疇で支えをすること」の大切さに気付いたので実行したいと思います。
お話いただいて、本当にありがとうございました。
もし山口さんが疲れたときや悩んだときなど、
良かったらいつでもLight Ring.も頼ってもらえたら嬉しいです。
また、Light RingTiImeや聴くトモカフェなど
いつでも、またお会い出来ることを楽しみにお待ちしています(^^)