支え手インタビュー第6弾!
今回は4/19(土)第12 回Light Ring.Timeにお越しいただいた
清水翔太(しみしょー)さんにインタビューさせていただきました。
しみしょーさんはtwitterなどで不特定多数の若者のお話を聞いたり、
声かけをしたりなど、気になった方に自ら声をかけ、支えている方です。
普段はどのように悩む人のお話を聞いているか、
Light Ring.の講座から何を学べたか
お聴きしてみました。
(今回は、質疑応答の形式で書いてみたいと思います!)
1.悩んでいる相手とはどのような関係で、普段はどのように支えていますか?
お相手の状態について可能な範囲でお聞かせいただいても良いでしょうか。
そもそも支えているという意識はないですね。
見守ってる相手は、2人です。時々連絡が来るのでそのときに話を聴きます。
「何時からSkypeする?」って連絡をして、話をします。
1名facebookで知り合って会って話を聴く、1名twitterとSkype。
本音はできるだけ会って直接コミュニケーション取りたいんですよね。。
相談のときに使う時間数は相手によるんですね、
友人ができないと悩む子は2時間。
もう一人はうつで落ちてるときは3時間、話を聴くことがあります。
でも、自分が疲れてしまったら大変なので、
先に「途中で寝たらごめんね、今日は見たいドラマがあるから8時までね」など
時間を区切って、話を聴くようにしています。
2.悩んでいる相手はどのような状態ですか?
健康状態で言うと、薬飲んでる人もご飯食べられない人も半々くらいですかね。
生活状態で言うと、昼夜逆転の人は多くはないです。
学校はいやで行かないけど、日中外を出歩いたりするような、
集団生活は苦手だけど、他人が困っていたら手を差し伸べられるような、、
そんな人が多い印象ですね。
3.悩んでいる相手に接する立場として、
①ご本人に何が足りないと思いますか?
②社会資源として何が足りないと思いますか?
どちらも同じ回答になるんですが、
日本人に完璧気質がありすぎることだと思います。
例えばこれ言ったらのけものにされるとか弱音吐いたら負けだとかっていう感覚。
ものごころついたら備わってる変な意識。
それを吐いてもいいし、聴いてあげてもいいんじゃないかと思うんですよね。
そういうのを過度に意識しちゃうから生きにくい。
社会資源って実はあるんですよね。探してみると。
でも圧倒的に入りづらいですよね
敷居の高さが課題だと思います。
必要な人に届けるために何をするかを考えることも大切だと思います。
余力のある若い人がどうせ日常生活で身近に悩んでいる人なんて
沢山いるんだから届けてやってほしい。
自分は、「あんなやつが参加してるなら、自分にもできるんじゃないか」って思ってもらいたいという気持ちもあって、こんな感じだけど参加してます。
社会課題に関心を持つ若者が増えてほしいんですよね。
自分が生きる社会のことを知りたいと思うことって、
生きやすくなるキッカケだと思うんですよね。
だから社会課題に関わる活動に参加する敷居を下げるためにも、
若者らしい若者である自分が参加して参加を増やしていきたいなと
思っていたりもします。
◆ちょいメモ◆この日は金色のスニーカーでだぼだぼの服を着ていました。びっくり!! (石井)←この日は白っぽい服を着ていました。白似合うっていいなあ!! (しみしょ)
3.支え手として、具体的にどのようなことに困りますか?(困ったことがありますか)
4.悩んでいる相手がどのような状態になると、生きやすくなると思いますか?
3.4.をいっぺんに話すけど、自立してもらうことと
自分の抱えている悩みを有る程度諦めること、
この2つは大事だと思います。
悩みのほとんどってどうにもならないことを
受け止めきれずにいる場合があるんじゃないかな。
できないことはできないから、
それを受け入れたら多少は楽になれるんじゃないかな。
ストレスを吐き出すことが苦手な人には、
諦めることを少しずつ上手くやるといいんじゃないっていうのを伝えられたら
と思いますね。
うまくいかないかもしれないですけど…笑
5.そもそもしみしょーさんは、なぜ人の心に寄り添いたいと思うのでしょうか?
心の不調でつぶれるのって、もったいないですよね。
社会的な活動を積極的に行ったり、社会を生きる上での課題に気づく
若者ってたくさんいて、とても大切な存在なんだと思うんですよね、
社会側から見たときに。なんとなくね。
そう思いませんか?
自分はそれってすごいなと思うんだけど、そういう人達がたくさんいると、
日本の将来どうにかできそうだなって。
でもその人達が落ち込んで、病んでしまって、つぶれてしまったら、
なんだかもったいない。
アイデアが、思いが台無しになってしまうのはもったいない。
日本の将来を楽しくしたいなって思って。
相手視点というよりは、落ち込むくらいなら、本当は楽しいと思えることも、
社会に関心ある人も多いと思うから、
小さくてもいいから、社会経済まわしてくれよと思った。自分も合わせてね。
そんな社会視点から思う側面と、実は自分の経験から思う側面もあります。
昔、中学、高校のときにいじめられた経験があるんです。
学校には居場所がなかった、相談室に行ったら、負けだと思ったから。
そのときチャットにはまったんですよね。
第3者には本音の自分を吐き出せることができました。
チャットするとパケット代が高額になるから途中でやめたんですけどね。
昔のことを思い出すと、同じような人がいるんじゃないかと思って、
自分にとって居場所とは、現実にある空間じゃなくてつくれるものだと気付き、
twitterで相談を始めました。
遠藤一さんの開催している1for1マラソン(ひきこもりの方と二人一組になり、
遅い方に必ずペースを合わせて
一緒にゴールをするマラソン大会)は新しいと思いました。
いじめられてたときのことを思い出すと、
コミュニティや場の空気を悪い意味で気にしていたと思ったんです。
その時から興味自体は続いていて、
そのひとがつくる場の空気感や人が落ち着ける空気に関心があります。
だから、僕はtwitterで「相談をされやすい空気感」を演出するようにしています。
可愛いものが好きっていうのもたしかにあるんだけど、被り物はその一つかなあ。笑
「実はいじめれてて、、」という人をフォローして、メンタル的にまずそうかなと思ったときに
「自分のいじめられた経験もあっていっぱいいっぱいかなと思って、
気になったんだけど、」
って送る。
リプライ送る前に自分のいじめ経験をさらけだしておくのも大切にしています。
家入一真さんの居場所に関するつぶやきを見たりすると、
事前に自分がどのような人か何を考えている人なのか、自己開示することで、
読んでくれるフォロワーさんに安心して吐き出してもらえる可能性が
高まるのかなと思っています。
ちなみに相手にとって自分は知らない人なので、
始めに話しかけるときは「やっほー」がおすすめな時もあります。
「大丈夫?」とかだと相手によっては、返信に気をつかっちゃうじゃないですか。
もちろん相手の怒りを買う場合がほとんどだけど。
この始めの声かけはあくまでtwitterから垣間見える
相手の様子や性格によって分けていますね。
6.Light Ring.の講座に参加した動機を教えてください
前に別のイベントで知り合った五十嵐くんのfacebookで
2~3ヶ月前のソーシャルサポート力養成講座の告知を
シェアしていたのを見ていました。
そのときは仕事の都合で日程が合わなかったのでスルーしましたが、
今回は都合が合ったので参加しました。
自分は趣味みたいな感覚でやってるけど本気でやってる人を見たかった。
パンクしないのかな~って思ったりして、
Light Ring.の運営スタッフについて知りたいと思ったというのも参加動機です。
7.具体的に講座のどのような点が役に立ちましたか?
客観的だけど、役立ってるんじゃないのかなと思ったのは、
普段は、みんな半信半疑で相談に乗ってると思うんです。
自分のやり方に「これでいいんだろうか」って自信無く支えていると思う。
実際これが正解ってのはないはずだし。
だから、「この支え方はよいと思う」など
参加者同士で言い合えたら自信になるし、認め合える。
それはいいと思いました。
同じ場にきてる支え手が疲れたら助けになりたいと思ったり。
自分はセルフケアを見つけたいと思ったかな。。
あとこのインタビューの時間いいね!!って思った。セルフコーチングになります!改めて自分がどう思い、どう生きるのか再確認できました。
そしてそして可愛い代表さんとおしゃべりできる特典付きとかおいしすぎる!!!
こういうのあったら役立つと思ったのは
相談されてる人が多いから認めてあげるのが上手いひとが集まるから、
ある程度、集まるだけでも意味がある場になると思います。
敷居を下げることもやったらいいんじゃないかなと感じました。
◆ちょいメモその2◆
誕生日スイーツありがとおおお!!!!!(しみしょ)
お話いただいて、本当にありがとうございました。
もししみしょーさんが疲れたときや悩んだときなど、
良かったらいつでもLight Ring.も頼ってもらえたら嬉しいです。
また、Light RingTiImeや聴くトモカフェなど
いつでも、お待ちしています(^^)