■ライフスキルって何?
前回の記事で書いたような能力を「ライフスキル」といいます。
WHOの定義では、
「日常の様々な問題や要求に対し、より建設的かつ効果的に対処するために必要な能力」ということになっているそうです。
(1)意思決定能力
(2)問題解決能力
(3)創造的思考
(4)批判的思考
(5)効果的なコミュニケーション能力
(6)対人関係の構築と維持能力
(7)自己認識
(8)共感する能力
(9)感情を制御する能力
(10)緊張とストレスに対処する能力
これだと一般的過ぎるので、「発達障害」と関連して整理すると、下記のようになります。だいぶ、身近になってきましたね。

■ライフスキルを鍛える
では、どうやってライフスキルを鍛えることができるのでしょうか?
具体的なステップを考えてみましょう。
まず、ライフスキルには、こんな種類があることを知ることです。
そして、一つ一つ確認して、自分で出来ることと、出来ないことに分けます。
今、出来ないことでも、「知らないから出来ないこと」は、教えてあげればいいです。
「苦手だから出来ないこと」は、簡単な教え方に変えるとか、好きなことと結びつけるとか、工夫をする必要があります。
教え方を工夫するときに、ライフスキルに関する本を参考にするとか、学校の先生や、近所のお母さん方、自分の両親を含め、経験のある方に聞くのも良いでしょう。
ネットにも関係するブログは多く見受けられますので、試行錯誤の様子を読んで研究するのも良いかと思います。
例えば、お金の計算が苦手な子に対しては、ゲームをやりながら自然に鍛えるのが有効です。「人生ゲーム」とかですね。
えでぃ
(その③へつづきます)