皆さん、おはようございます。
「ペット可の物件」の条件を見てみたら、「うさぎは可」と書いてあって、「なんでうさぎだけ特別扱い?」と気になりすぎて検索した斎藤です。
さて。
今日は『感覚統合療法(センソリインテグレーションセラピー)について、その理論と実践の具体例』を紹介できればと思います。
感覚統合療法の理論
感覚統合療法って何ですか?というと、
アメリカの作業療法士さんが1970年頃に開発した理論で、感覚情報が正しく処理・統合されて、適切な行動や反応が引き出されることが、人の発達と日常生活において重要ですよと説明されてます。
主にお子さんたちに関わるセラピストなら一度は聞いたことがあるかと思いますが、遊びを通してこども達の感覚処理の問題を改善して、日常生活での行動やら学習における困難を克服するための治療手段だと捉えて頂ければよいです。
どんな感覚を統合するかというと、視覚、 聴覚、 触覚、 前庭感覚(揺れとか速度感覚)、 固有感覚(関節の動きや位置覚)など。我々は様々な感覚情報を脳が整理して、適切に反応する能力をもっていますが、この能力がうまく働かないと、感覚が過敏/鈍麻だったり、社会的スキルに問題があったり、学習能力の低さが現れたり、情緒にも影響する。
やはり重症心身など障害のあるお子さんたちというのは、感覚処理に困難性が多くあって、 こういった治療方法が適正、 合っているよというようなことによく言われます。
3つ挙げるとしたら、 感覚情報 の入力、 お 難しい言い方しますね。 感覚を受け取る、 入れるですね。 感覚を入れる ことを調整して脳が正確に 処理できるように支援する。 2つ目、 適応行動。 の 促進促すことによって給与を得る生活の質を上げようと言うと 3つ目、 動機とか認知機能、 情緒の安定性 というのを強化するそんなようなことが 書い てあります
身体的、知的に課題の多いお子さんの場合、感覚処理過程に凸凹があるため、感覚統合療法が有効とされます。
そのポイントは3つ。
- 感覚情報の入力を調整し、脳が正確に処理できるように支援。
- 適応行動の促進により、生活の質(QOL)を向上。
- 身体の動きや認知能力、情緒的安定を強化。
重症心身障害児を対象とした感覚統合療法の理論とその実践の具体例
感覚統合療法の実践の具体例
感覚統合療法の実践は、児童一人ひとりの感覚処理能力や課題に基づいて個別に計画されます。以下に具体例を示します。
1. 触覚刺激の提供
- 目的: 触覚防御反応を軽減し、安心感を与える。
- 方法:
- 柔らかいブラシで身体を優しく撫でる(Wilbarger Brush法)。
- 砂や豆のプールに手を入れて触覚刺激を体験させる。
- 温かいタオルや柔らかい布で包む(触覚安心感を高める効果)。
2. 前庭感覚へのアプローチ
- 目的: バランス感覚や空間認知を向上させる。
- 方法:
- 揺れるハンモックやバランスボールに乗せて、ゆっくりとした揺れを提供。
- 車椅子を使用している場合、スムーズな前後左右の移動を通じて前庭感覚を刺激。
- 音楽を流しながら動きを組み合わせることで、リズム感覚を促進。
3. 固有受容感覚の促進
- 目的: 筋力や関節の位置感覚を向上させる。
- 方法:
- 重りのついたブランケットやベストを着用して、圧力を感じる体験を提供。
- 簡単なストレッチや関節の曲げ伸ばしを介助。
- 自分の手足を感じられるように、タッチでのコミュニケーションを強化。
4. 視覚・聴覚刺激を利用した活動
- 目的: 注意力や集中力を引き出す。
- 方法:
- 明るい光や色を使ったおもちゃで視覚を引きつける。
- 音の異なる楽器を用い、聴覚の刺激と選択的注意力の向上を図る。
- プロジェクターやスクリーンを使用し、視覚と聴覚を統合したアクティビティを提供。
5. 遊びを通じた感覚統合
- 目的: 自発的な動きや意思表現を引き出す。
- 方法:
- ボールプールで感覚入力を全身で楽しむ。
- 粘土や水遊びを通じた触覚と手指の巧緻性向上。
- 介助のもとでバランスボードを使用して楽しく前庭感覚を刺激。
実践におけるポイント
- 安全性の確保: 重症心身障害児の身体状況に応じた柔軟なプラン設計。
- 家族との連携: 家庭でも簡単に実施可能な活動を提案し、一貫性を持たせる。
- 記録と評価: 活動の効果を記録し、感覚統合能力の変化を観察。
成果と期待
感覚統合療法を通じて、以下の成果が期待されます:
- 情緒の安定: 不安や緊張感の軽減。
- 運動機能の向上: 体幹の安定性や協調運動の改善。
- コミュニケーション力の向上: 周囲への興味や反応が増加。
- 家族のQOL向上: 笑顔が増え、親子間の交流が促進。
感覚統合療法は、重症心身障害児の発達を多面的にサポートする実践的なアプローチとして、地域の支援施設や家庭での活用が拡大しています。
以上でーす。