種銭を構築するために~浪費がもたらす引力によって負債が膨らむ~ | 勤倹報徳

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20代後半の勤め人です。35歳で独立を目指しています。
40歳までに資産1億円以上が目標です。
現在は勤め人収入+株式投資、今後は収入の増加・不動産投資を
加えて目標達成に邁進します。

金持ち父さん、貧乏父さんでお馴染みの

キャッシュフロークワドラント

 

E=Employer 雇用者

S=Self Employer 自営業者

B=Business Owner ビジネスオーナー

I=Investor 投資家

 

私含めて大多数の日本人が

Eの雇用者であることは紛れもない事実である。

Eの唯一の商品は自身の労働力であり、唯一の稼ぎ頭である。

であれば雇用者にとっての所持金は自身の分身でもある。

自分の時間を売り叩いてやっとの思いで稼ぎ出したお金。

 

そしてそのお金というのも数々の壁を乗り越えた先にやってきたものだ。

その壁とは源泉徴収、税金である。

企業は雇用者に対して給与を払う前のタイミングで政府の代行として

税金を差し引く作業を行う。

 

 

雇用者にとって手取りのお金というのは純白なお金である。

総支給の金額は幻想であり、単なる見せかけの年収である。

そんな純白なお金を散財しても貯蓄しても何をしても良い。

ただサラリーマンを辞めたいと言いながら、車・マイホーム・ブランドに

つぎ込んでいるといつまで経っても種銭が貯まらない。

 

ここで大切なのは所有物が増えることは

それ単体のお金だけが減るだけでは終わらないこと。

 

例えば車を買うとする。

そこには車体価格とは別にガソリン代、車検代、車の清掃費、保険代、高級車なら

高級車に見合う服装としての服飾代、「下手なホテルに泊まれない」とグレードの高い

ホテルにわざわざ泊まるサービス代、どこへ行くにしても駐車代、月々の駐車代

車を所有することで日常の移動が便利になる=手軽に出掛けてしまう=出掛けた先の

ランチ代、珈琲代。

車の思い出を残したい=数十万円のミラーレス一眼・レンズ代

 

物には引力がある。物が高ければ高いほど

大きければ大きいほど引き寄せられる物も多くなる。

 

数万円のブランド物の服を買えばどうだろう。

上下をブランドで揃えたくなる。

小物もそれなりのブランドでないといけないような気がして高い物を揃える。

ブランド物を身に付けているからには、軽自動車や安い車は乗ることができないと思い込んで

それなりに高い車を買う、など。

 

そうなると車体は一括で買ってローンは無いにしても、日常の出費は確実に

増えてしまい収入を圧迫する。

少しだけ、の欲がいずれ大きな欲とすり替わり際限がなくなってきてしまう。

 

禁煙中の煙草と同じで

禁煙しているときに1本だけ、と吸ってしまうと終わり。

禁煙はなかったことになり、禁煙して節約できていたはずの

未来数十年分の数百万円単位のお金を消費する準備が整ってしまう。

 

物の購買は連鎖する。

 

私自身もそうだが、ある種

浪費家と投資家は紙一重の存在である。

 

共通する性質は、極度の依存体質であること。

良いも悪いもない。依存体質は治らないが味方にすることができる、

人間は何かに依存しないと生きていけない。

依存体質の人間ならなおさらだ。

ここで浪費的なお金の使い方をしてはいけない。

浪費は浪費を生む。

どこかでピリオドを打つ。

浪費で使っていたお金を資産性に富んだ物に交換していくこと。

 

極度の依存体質が持つ究極の性質は

継続力が格段に優れていること。

一度決めたことは、例外を除いてやめないこと。

これを資産性の物を買っていく行為に応用すると

瞬く間に生活が一変する。

 

浪費は十分に富裕層になってから行えばよい。

富裕層になればそれなりにお金の使い方を弁えている上で浪費することになるので

破産の心配はない。

心気なくお金を使うことのできる層になるまでは

勤倹貯蓄に努めて、数々の収入源、自分の価値を高める事を日々行うべきだ。