こんにちは

 

よしな薬局、薬剤師のなおっぺです。

 

 

今日は、「快楽の踏み車効果」について書いていきます。

 

 

快楽の踏み車とは、

人は幸福が満たされた後、一時的に幸福感は高まるが、しばらくすると、いつも通りの感覚に戻ってしまうという心理学です。

 

 

たとえば、

「宝くじで100万円あたった!わーい!!」

半年後も、同じ幸福感でいられるでしょうか?

 

むしろ半年後は、「100万円つかっちゃった。あーぁ。」と不幸を感じているかもしれません。

 

 

こんなふうに思うのは、人類が生き延びるのに必要なことだったからです。

 

 

「今日は、いっぱい食糧とれた!わーいわーい!!」となって、ずっと幸せ感満点のままだと、

新たに狩りをすることもなく、もっと効率よく採ろうと考えることもせず、飢餓に陥ってしまいます。

 

 

 

なので、現状に満足しても、すぐに幸福感を基準値に戻して、次の行動に移るように脳はプログラムされています。

 

 

生死にかかわることではなければ、現代社会において、この効果はちょっと損を感じる時もありそうですよね。

幸福感を長く感じるほうが、幸せに生きられそうですよね。

 

 

では、妊活している人が、どんな時に「快楽の踏み車効果」にさらされるかというと、

 

妊活中でよくあるお悩み【ダンナと熱量がちがう】

次のような事例があります。

 

はじめは、

「病院に行ってくれない」

 

病院に行ったら、

「タイミングとるのに、協力してくれない」

 

タイミング協力するようになったら、

「食生活に気を付けてくれない」

 

 

 

最初は、検査に行ってくれるだけで満足していたのに、

次はタイミング取るときに協力的でないと不満を覚えます。

 

 

でも、そうなる気持ち、すごくわかります。

だって、妊活していて結果が得られていないから。

 

 

 

注意してほしいのは、不満をぶつけてしまい、

夫婦関係が悪くなってしまうことです。

 

 

【わたしたちは、いつまでたっても満足できない。】

 

 

 

それを知っているだけでも、考えが違ってきます。

「前は、それだけでも感謝できたのにな」

「次は、こういうことに協力してほしくなるな」

 

すると、次にどうやって進もうか考えることができます。

 

 

妊活で何より大切なのは、2人が仲良く過ごすことです。

視点を変えて「妊活にいいこと」ではなく

「2人で仲良く過ごすために、いいこと」を探してみてはいかがでしょうか。