「元国立大学准教授の夫と、
国立大学附属教員夫婦による、
頭も体も心も最大限に高める子育て」
我が家のオレゴン州での子育ての日常をお届けします。
何か質問があればコメントへ!
中学生になって、バンドでクラリネットと、ジャズでサックスを始めた息子。
それに加えて、マーチングも経験させてもらい、うちのリサイタルでも、ソロで楽器を演奏しています。
舞台に立つ機会が多いからか、最近は、ソロで舞台に立っても、緊張はほぼゼロらしい。
私は、これこそ、音楽を習う大きなメリットのような気がする。
子どもが小さい頃、子ども対象の色々な演奏会に連れて行っては、指揮者体験なんてものに、エントリーしていた私。
今でも我が家で伝説だけれど、とある楽団の演奏会での指揮者体験で、3回連続、つまり、3年連続選ばれたことがあるのです。
子どもは、乗り気ではない。
だけど、「どうせこれだけのエントリーがあるんだから、選ばれないよ。」と言いつつ、3回連続選ばれた我が家。
抽選を引くお姉さんも、さすがにうちの名前と顔を覚えてくれ、うちのカードを引く度、会場に向かってこう言っていた。
「前回もこの方でした!何もズルはないですよ!たまたまですから!」と。
子どもは、選ばれた瞬間、半泣きに。
でも、子ども心に、出ないとマズイということも、何となく理解している様子。
「お母さんも舞台前まで一緒に行くから」
「(妹)も一緒に行ってくれるから」
と何とか説得して、いやいや指揮台に立たせたものです。
首折れぽっきんの状態で、床を見つめながら、手をふりふり指揮するその様子は、団員の方たちも、温かく笑ってくださったのでした。
そんな子ども時代を過ごしてきた息子も、今では、その時の状況を振り返って、こう言います。
「なんであの時、あんなに恥ずかしかったんやろ。」と。
そして、今では、日本語の環境では、リーダーとなり、クラスをまとめて、あれこれ発言しているそう。
毎年、日本人学校で頂く担任の先生からは、同じような観点でコメント頂きます。
英語では、まだまだ前に立つようなレベルではないようだけれど、それもまたいい経験だと思っている。
ある場面では、前に立って皆をまとめ、ある場面では、様々な理由から、前に立てない息子。
きっと、これらの経験全てが、何かに繋がっているんだよね。
学年末を迎えて、舞台での本番が多い息子たち。
今日も、堂々とした姿(緊張感の抜けた姿?)で、バシッと演奏をキメてくれました。
アメリカでの我が家の日常や子育て、
日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてください。
いつか、オンラインやインパーソンで会える日を願って!!