「元国立大学准教授の夫と、
国立大学附属教員夫婦による、
頭も体も心も最大限に高める子育て」
我が家のオレゴン州での子育ての日常をお届けします。
何か質問があればコメントへ!
新しい仕事のために、ホール見学に行った私。
ピアノ屋さんはピアノ屋さん、ホールはホールと分けられているイメージを持っていた私は、行ってみてびっくり。
そこは、ホールだけでなく、ピアノを購入することもでき、その展示場所はまるで美術館のよう。
ピアノ工房も隣接されていて、その奥には、まさに搬出するための最後の仕上げの塗装やチューニングまで行われていた。
ホールでリハをしていると、オーナーがやってきて、あれこれ日本にまつわる忍者やサムライの話を聞かせてくれる。
アメリカ人は、本当に日本の忍者やサムライが大好き。
そして、リハ後に工房ツアーをしようと提案してくれたのでした。
リハを予定より巻き巻きで終わらせ、オーナーのツアーに付いていってびっくり。
数え切れない様々なメーカーのピアノが並び、値段も日本の展示に並んでいる平均的なものよりはるかに高級。
スタンウェイやベヒシュタインから、私の知らないアメリカの古い逸品まで、所狭しと並んでいる。
だけど、私が驚いたのは、そのオーナーの知識量と、ピアノへの愛情。
目をキラキラさせ、「これ、とってもクールでしょ?」と、ひとつひとつワクワクしながら説明してくれる。
特に予定になかったはずなのに、「いつかここでピアノを買いたい」を思ってしまった私。
いや、置く場所も予算もないのだけれど。
それくらい、オーナーに魅力があった。
「どこから」買うかより、「誰から」買うか。
「好き」を突き詰めてやりたいことをやり進めていくと、それが仕事になっていく。
その空間に惹かれた人が集まっていくと、その空気感がより幸福に満ちたものになっていく。
日本では、高学歴な人ほど、大きな会社を選ぶ傾向にある。
アメリカでは、ドクターを持っている人ほど、ベンチャーやスタートアップ、自分でビジネスをすることを選ぶ人が多い。
スタートアップで二年経験すると、どこでも通用すると言われている。
(まぁ、規模に関係なく、首切りはかなり頻繁に起こるのだけれど。)
何をもって幸せとするか。
毎日を、ワクワク楽しく笑顔で過ごすために、何を選んでいくか。
子どもたちが、そういう人生を選ぶために、まず私が、楽しい仕事を選んでいきたい。
アメリカでの我が家の日常や子育て、
日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてください。
いつか、オンラインやインパーソンで会える日を願って!!