小学校入学式で一人教室に入れなかった息子。 | のぞみブログ

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「元国立大学准教授の夫と、

国立大学附属教員夫婦による、

頭も体も心も最大限に高める子育て」

 

我が家のオレゴン州での子育ての日常をお届けします。

 

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入学式、新学年シーズン。

 

日本の、桜の満開と共に迎える、心機一転リスタートのスクールイヤーが大好きだ。

 

ふとした時に思い返す、双子の小学校入学式。

 

幼稚園でも保育園でも、入園時は、一番最後まで泣いているタイプだったので、

小学校でも、すんなりといくとは思えず、ある程度は覚悟していた入学式。

 

ずっとずっとずーーーっと前から、「小学校が嫌。行きたくない。」と言っていた息子。

 

毎度のことなので、当日、嫌がる息子を半ば無理やり連れていくことは、想像通りで予定通り。

 

双子は、小学校の方針で、違うクラスに入ることに。

 

一人は、とりあえず気乗りしないまま、教室に入っていくも、もう一人は、頑なに教室に足を踏み入れない。

 

 

担任の先生から、「お母さまも一緒にどうぞ。」とのことで、私だけ、息子の机の横に座らせてもらうことに。

 

その後、廊下に並んで、皆で体育館に入り、入学式が執り行われる流れになっていた。

 

廊下には、優しそうな6年生のお兄ちゃんお姉ちゃんが待っていてくれ、一人一人手をつなごうとしてくれる。

 

息子、断固拒否。

「いやっ!」

 

6年生のお兄ちゃん

「大丈夫だよ。一緒に体育館に行こう。」

 

息子、断固拒否。(お兄ちゃん側の手を、おもいっきり反対に振り、触らせない。)

 

私、お兄ちゃんへの申し訳なさと、ここまでとは思っていなかった困惑と、半ば白けた気持ち。

 

 

160人ほどの新入生が、6年生と手をつないで体育館に向かうも、我が子だけが、私と手をつないでる。

 

(ちなみに、保護者は皆体育館の保護者席に座り、子どもが入ってくるのを楽しみに待っておられる。)

 

むしろ、息子担当のお兄ちゃんのほうが、手を繋いでもらえなくて、恥ずかしそうにしている。(ごめんなさい!)

 

 

私、色々ぐるぐる考える。

 

とにかく、私の後ろにいるお子さんの保護者の方が、私が邪魔で、自分の子の写真が撮れなかったという事態だけは避けたい。

 

 

体育館に入場するとともに、強制的に手を振りほどき、体育館後方端へ逃げる!!

50M走並みの速さで。たぶん、人生新記録を出していたはず。

 

「あっ!」

 

ショックと共に、恐怖に見舞われ、とっさに出た息子の声にも、ここは無視。

 

式典中、何度も何度も、悲しそうに、後方にいる私のほうを見る息子。

 

それから、息子は、渡米するまでの三年間、毎日学校が嫌だと言い続け、夜は頻繁に泣いていた。

 

家にお友達は来るし、先生にも温かく見守られ、嫌な思いをしているという訳ではなさそう。

 

本人曰く、「とにかくお母さんと離れるのが寂しい。」ということだそう。

 

 

そんな息子も、今では、(変わらず学校は好きではないけれど)泣かずに行っています。

 

それぞれの成長速度があり、それぞれの想いがあり、それぞれのこだわりがあって当然。

 

その都度、子どもを見て、頑張らせるべきところか、守るべきところか、子どもと話して、ひとつずつ進めていこう。

 

家が安心安全な空間であれば、子どもはパワーをためて、また、明日への力が湧いてくる。

 

 

 

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