Almost Famous
この映画の原題です。
このタイトルで公開されていたら、この映画への私の関心は下がっていたかな....と思います。
そして、この↓ポスターもあまり好きではありません。
ジャンルとしてはコメディなのかもしれませんが、もう少し切ない。
監督はキャメロン・クロウ。この監督さんの自伝的映画です。
主演で監督の少年時代を演じたのは、パトリック・フュジット。上手だなと思ったのですが、この作品の後、目立った活躍はありません。
この映画をスプリングボードとしたのは、助演、ペニー・レインを演じたケイト・ハドソンでした。
公開されたのは2000年。当時、日本でも少し話題になりましたが、ケイト・ハドソンはアカデミー助演女優賞にノミネートされました。
この映画は1970年頃のアメリカの音楽業界のひと夏を描いています。主人公は飛び級を重ねた高校生。ママはとっても厳しい人。大学教授でシングルマザーで息子を弁護士にするつもり。
少しかっとんだお姉さんは、ママと衝突して18歳で客室乗務員として自立し、家を出てしまいます。この時、主人公のために残したロックの名盤が彼を虜にし、ロック専門のライターになることを夢見ます。
ふとしたきっかけで小さな雑誌に書いた記事が注目され、超有名誌"ローリングストーン"から売り出し中のバンド"スティルウォーター"の全米ツアーの同行取材を依頼され、おんぼろバスでのツアーに帯同します。
そのバスにはスティルウォーターのグルーピーも乗り合わせており、そのリーダー的存在がペニー・レイン。
主人公はペニーに惹かれていくのですが....という物語です。
ちょっと切ない話しです。
助演のケイト・ハドソンはこの映画の後、何本かのロマンティック・コメディに主演し、メグ・ライアンの道を歩みそうでしたが、この映画と同じように音楽関係者(など)とのプライベートを選んだというのが私の印象です。
この作品、アマゾンプライムで無理視聴可能だと思います。お勧めです。
サウンドトラックも良く、私は購入してしまいました。
↑中古だと1,200円くらいです。
さて、このペニーレイン、わたしはビートルズの曲"Penny Lane"に因んだ架空の名前だと思っていたのですが、モデルが存在するようです。
Pennie Lane Trumbullさん。
2024年7月19日 モントリオール→成田 エアカナダ、AC5便内で鑑賞