クラシック音楽に目覚めた
中学の頃
古典派の音楽家のレコードを
片っ端から聴いた記憶を
蘇らせたのは
つい最近テレビで
ベルチャ弦楽四重奏団の
演奏を聴く機会が訪れたからだった
たくさんの音楽家の交響曲を
聴いていく中で
シンプルな楽器構成ながら
そのシンプルさ故に
心の中に染み通るような
透明感に満ちた弦楽器の
調べは今も忘れられない
感動の感触が残っている
そんな
遠い過去の出来事だった
はずの音楽の記憶は
失われた記憶ではなかった
驚いたのは
譜面が紙ではなく
タブレットPCを4人とも
使用してのは驚きと
時代の変化を感じないわけには
いかなかった
楽器や演奏する音楽は
古い時代のものであっても
音楽環境の周辺は
進化しているのである
それは
バレエにも
当てはまるところがある
バレエの発表会で使用する
音楽は遠い昔オープンリールの
テープを繋いで編集していた
まさに手作り
ハサミでテープを切って
白いテープで曲と曲の間を
繋いでいた
音楽をゆっくりしたり
早めたりするのは
難しかった
もし
強引にテープの再生速度を
変えようものなら
音の歪みで
違和感甚だしく
とてもバレエで使える代物ではなかった
あるいは
バレエ公演などの演奏を
録音して使用する先生もいらした
当然のことながら
音楽が終わると
観客の拍手がすごかった
やがて
MD、CDなどデジタル化へと
音楽のデバイスは変化して
現在は
音楽はダウンロードするのが
当たり前となった
完全にデジタル化されたので
音楽の編集はコンピュータで行う
音楽の編集は自由自在になった
もう専門家にお願いしなくても
PCの音楽編集ソフトを使えば
素人でもかなりのレベルで
違和感のない音楽の編集作業が可能になった
さらに映像技術の進化で
スマホで踊りを録画して
すぐに再生し
踊りを確認できる
また
プロのダンサーの踊りの映像を
簡単に手に入れることも
可能となり
お手本にしたいダンサーの踊りを
繰り返し、繰り返し
みて学ぶこともできるようになった
テクノロジーの恩恵は計り知れない
発表会でも
それぞれ踊る生徒の個性や
踊りのテクニックレベルに合わせて
音楽をゆっくりしたり
編集で難しいパートの一部を
カットすることだってできる
先生の考え方次第で
生徒への惜しみない
歩み寄りが可能になった
バレエの発表会では
生徒たちのレベルに合わせ
生徒が一番輝き
最高の踊りの手助けをする
オーダメイドバレエさえできる
とはいうものの
原曲に忠実に踊り
できるだけ
本物のバレエを目指す考え方もある
どちらが良いかは
バレエ教師の考え方
バレエ教室の方針次第と
いうことになるのだろう
古き伝統芸術を守り
それを目指す
多くの若き可能性のもった
子供たちは
時間を経て
受け継がれている
バレエの過去と現代
両方の時間軸を
行き来しながら
バレエを学ぶことになる
そんな環境の中で
バレエを学んでいることに
気づいていないかもしれいけど
それは
ある意味
とても楽しい体験となるに違いない
相模原のバレエ教室なら