秋の夜長
長月には程遠く
月を眺める気分にはまだ早い
日中はまだ暑く、
蒸し暑い夜が続く日々
とはいうものの
風のながれ
風のかほりは
これまでとはかすかに違う
私たちの
素晴らしい先人の残した歌
「秋来ぬと
目にはさやかに
見えねども
風の音にぞ
おどろかれぬる」
同じように
風に反応したのは
日本人としての
遺伝子を
受け継いでいるからか
日差しではなく
風の音
にほひ
ながれ
かすかな変化を
感じとる
季節の気配
そこから
これまでとは少し違う
柔らかい光と温かいまなざしが
バレエの後輩たちをつつみこんでいる
その光景を
見守りながらレッスンをしているとき
幸福感に包まれる
こんなふうに
明るい笑顔のこどもたちと
これからもバレエの世界に
住み続けてみたいと思う
ささやかで平和な一日が
続きますように・・・。
相模原のバレエ教室なら