岸田首相は2位につけた。7回開催で合計約1億5510万円を集め、経費は約1901万円。約1億3609万円の利益を得た。利益率も87.7%となっている。


これほど派手にパーティーを開きまくる首相は異例中の異例だろう。


それというのも、2001年に閣議決定された「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」(2014年改正)で、大臣ら政務3役は、〈政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する〉と定めているからだ。



にもかかわらず岸田首相は平然と7回もパーティーを開き、そのうち6回は政治資金規正法で「特定パーティー」に分類される収入1000万円以上の大規模なものだった。なかには収入が3000万円を超えるものもあった。大臣規範違反は言い逃れようがない。


この金額には本誌が報じた岸田首相の「内閣総理大臣就任を祝う会」(2022年6月)は含まれていない。形式上は「任意団体」が主催で、岸田首相の政党支部や政治団体の政治資金収支報告書には収支が記載されない“闇パーティー”だったからだ。

岸田首相は、「私の事務所の主催ではないから収支を提出する立場にない」と逃げの答弁に終始した。


自分の総理就任パーティーの収支も明らかにしないで、自民党の裏金調査などできるはずがないだろう。


こいつ、やることなすこと中途半端ばかりで、説明責任も人に言う割に、自分は、逃げ回ってるだけで、示しがつかない。

知らないなら、開催した組織に対して、証言して貰えばよかろう。

それで、疑惑が、晴れるなら主宰側にとっても、祝い事でケチが付かずに、クリーンで良いことじゃないか?


西村氏はよほど政治資金パーティーが好きなようだ。毎月1回以上のペースで開き、収入合計は1億2138万円。費用は約1677万円で差額の約1億461万円の利益をあげている。利益率も86.2%と高い。


政府の名前を語って儲けて、

費用は、出来るだけ押さえる。

それが、出来るなら、国政でも活かせよ!!!

たわけ!!!!


政治資金パーティーの「利益総額」と「利益率」を重視したのは、それにより“法の抜け道を使った献金”という実態が色濃く浮き彫りになるからだ。国会議員秘書の経験がある政治評論家・有馬晴海氏はこう語る。


「政治資金パーティーは本来、あくまでも催事。以前は議員側もパーティー券を買ってくれた支持者を飲食で饗応したうえで残りの収益を政治資金にしていた。ところが、最近は費用をできるだけ抑え、利益を最大化する“単なるカネ集め”となっているケースが多い。

具体的には、飲食の提供なしでの開催や会場の定員の何倍ものパーティー券を売るような手法が横行しています。ある自民党の大臣経験者は、企業に“10枚・20万円分”のパーティー券購入を求めながら、案内状の返信用紙には出席者の名前を3人しか書かせないようにしていた。“3人以上出席するな”という意味で、7人分はパーティーの対価ではなく献金というわけです。利益が大きく、利益率が高いパーティーが生み出されていくという構造がある。


「国会周辺の貸しホールで会費2万円のセミナーを開き、弁当を食べながら講師の話を聞く。これなら講師料が約2万円、弁当とペットボトルのお茶で1人2000円程度であがる」(ベテラン秘書)というのはまだましなほうだ。

利益が大きい問題をぶつけると、岸田首相、武田氏、西村氏をはじめ多くの議員が事務所を通じて、「法令に従い適切に処理し、収支を報告している」と回答した。


法令に沿って?

2001年に閣議決定された「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」(2014年改正)で、大臣ら政務3役は、〈政治資金の調達を目的とするパーティーで、国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの開催は自粛する〉と定めているからだ。

ってことを、こいつら、知らんのか?



「国会では派閥の解消や派閥のパーティーの禁止ばかり議論されているが、議員個人の政治資金パーティーそのものが脱法献金を許すような法の抜け道となっていることが最大の問題なのです。それを塞がなければ根本的な問題は解決しない

自ら「先頭に立って」政治資金パーティーでぼろ儲けしている岸田首相に、そうした抜本的な改革ができると思えない。

岸田には、何も出来ないでしょう。