人工知能に聞いてみた | Novel & Scenario (小説と脚本)

Novel & Scenario (小説と脚本)

お越しいただきありがとうございます。
このサイトはKATARAのオリジナル小説とシナリオを掲載してます。

■人工知能に聞いてみた・目次

 

 

 

 

■後記・人工知能に聞いてみて

 

わたくしKATARAがエッセイで書いた事柄を人工知能に聞いたらどう答えるか、というこの企画は前からやりたかったものです。物語という人間味のかたまりのようなものについて、人ではない人工知能はどう答えるか。

しかし新作小説の創作があって延期してました。そっちが落ちついたらやろうと。

ただ創作って楽しいのは途中までで、自分の場合は推敲の段になるともうしんどくてしんどくて。

それは自分のミスを探し、至らない点を知る作業だからです。

修正箇所を見つけるたびに「どうしてこんなヘマしたかな」と思う。「なぜ最初に(書いてる時に)気づけなかったかな」と萎える。「才能ないな」と思い知らされる。

そして自分の場合は推敲って作品への愛着を削いでいく作業だったりします。

作者は作品に対して最も愛着を持ちこだわった人のはずですが、その熱意はよくばかり作用せず、冷め切ってこそ見えるものもある。

なのでウンザリするほど読み返し、少しでも引っかかる部分は書き直し、それを経て世に出そうとなった時は(自分の場合は電子書籍の自主出版です)愛着などすっかり失せ、「どう読まれてもOK」「自分としてはやるだけやった」「ベストを尽くした」という状態で、その書籍が売れても売れなくてもあまり気にしなくなってる(たくさん売れたことはないけどネ!)

というような楽しくない作業なので、隙あらば逃げたくなります。今回も「時間を置くのは大事だよな」「気晴らしに別のことやるのはいいよな」と言い訳しながらこの「聞いてみた」に寄り道しました。やってみたら予想通りに面白いものでした。

まずAIの答えが実に自然で「人の回答」と言われてもうなずけるレベル。この分野の進歩発展を実感しました。

そして回答がなかなかバランスよく、偏らないのに感心しました。

しかし想定以上の答えはなかったかな。

それは当然と言えば当然かもしれません。世にある声を集めて返答する仕組みらしいし。

なるべく自分が書いたことに近い答え、もしくは否定、反論、対峙するような答えを引き出そうとしましたが、いくら質問を工夫しても一般論がアレンジされるだけだったり。

また1つの回答内でも、同じ内容が繰り返されてわかりにくかったり。

そういったくどさ、通じなさは人間相手でもあるし、それをも修正したら一層ロボっぽくなるかもしれず、「AIの個性」ととらえてもいいのですが、まだちょっと手がかかる感じ。出された答えを取捨選択したり整えないといけない。

そうなると結局使う人次第ですね。恣意的になってしまう。でもそれぐらいでいいのかな、とも思います。AIの回答はあくまで参考で、最終判断はこちらでする。深掘りするのは楽しいしAIにやらすのはもったいない。

あまり詳しくないジャンルならそれなりに有効かもしれません。知らない分野についての基礎知識を得るためなら、AIはそこそこ頼りになりそう。使ってみての感想は今のところそんな感じです。
 

 

■関連シナリオ:AIとの対話

人工知能、シンギュラリティー、パンデミック、天変地異…人間を超えたAIが社会を動かす未来、世界は破滅に向かっていた。SF短編シナリオ最新作、全文公開中。

 

 


▼クリック感謝! 
にほんブログ村 
人気ブログランキング