シナリオ【 あの夏あの島で 】 -11- | Novel & Scenario (小説と脚本)

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●しおさい

 

 

女子トイレから美歩が出てくる。泣いていたところで目が赤い。鼻をすする。
客がいない店内で勇翔が賄いを食べている。美歩の分もテーブルにある。美歩が来て席につく。
勇翔「腹へったっしょ。昼はいつもこのぐらいだから、朝はしっかり食べてきて」
美歩「はい」
勇翔「どうぞ」
美歩「いただきます(と言うが手をつけない。目を伏せる)」
勇翔「どした? 食欲ない?」
美歩「いえ」
勇翔「(美歩の腫れたまぶたに気づき)お腹こわした? トイレ長かったのウンコ?」
美歩「違います!」
勇翔「なに、アイドルだからウンコしない?(と笑わそうとするが)」
美歩「(真顔のまま)失敗ばかりで、すみません(と一礼)」
勇翔「そお?」
美歩「足ひっぱって」
勇翔「だいぶ楽できたと思うけどばあちゃん。見舞いも行けたし」
美歩「私なんか役に立てるか」
勇翔「生まれて初めてなんでしょバイト」
美歩「ですけど」
勇翔「初日にしては忙しすぎだったね。悪いことした」
美歩「いいえ」
勇翔「もっと楽な日からスタートすればよかった」
美歩「そんなことありません」
勇翔「ま、客入りはなかなか読めないし。そのうち慣れるよ。だいじょうぶ」
美歩「(首をひねる。自信ない)」
勇翔「これからもっと忙しくなるし、失敗は今のうちどんどんしとくといいよ。食べて」
美歩「はい。いただきます」
勇翔「うん」

 

 


●弁天橋(夕方)

 

 

美歩が自転車を押して江の島から来る。帰り道。朝のはりきりとは別人のように落ち込んでいる。鼻をすする。

 

 


●美歩の大学(後日・午後)

 

 

美歩が彩たちと笑顔でおしゃべり。手を叩いて爆笑する。

 


★シナリオ集は12月4日(水)発売。

 


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