小説 【 September Rain 】 -6- | Novel & Scenario (小説と脚本)

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勤務は通常6時までだったが今日は休日出勤なので早めに切り上げ、未来は5時すぎに会社を出た。雨は相変わらずひどく出がけにネットで調べるとしばらく続く予報。仕方なく道路のビル沿いを歩きなるべく雨を避けたが駅に着くころミュールを履いた足とワンピースの裾はしっかり濡れた。信号を渡り構内に駆け込みハンカチで拭く。休日なのでいつもより人が少ない。自動改札を回数券で入る。1ヶ月ごとに更新していた定期券はおととい切れて残りの勤務日数を数えると回数券の方が得だった。改札内には立っている人が多い。ホームに上がらないのはおかしいと未来はイヤホンをはずす。イヤホンは会社を出る前につけて音楽を聞きながら来た。

「お急ぎのところ誠に申し訳ございません」構内には駅員のアナウンスが流れていた。「落雷による運行設備故障のため、現在全線で運転を見合わせております。おそれいりますが今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします」

ネットで交通情報まで見なかったことを後悔し、未来は腕時計を見る。5時12分。6時には帰ると母親に言ってきたけどどうだろう。回数券で入ってしまっては気軽に出られない。まいったなと見まわして一方に気づく。成瀬進志がいた。未来を見ていて目が合うと目礼。そのまま目を伏せる。

未来の返した目礼に気づいたかどうかはわからない。昼間の傘の件があるから無視するのは不自然で未来は近づいた。進志が目を上げる。


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