短編シナリオ 【 夢で会えたの 】 -7- | Novel & Scenario (小説と脚本)

Novel & Scenario (小説と脚本)

お越しいただきありがとうございます。
このサイトはKATARAのオリジナル小説とシナリオを掲載してます。


テーマ:


●タウン誌編集部

 

 

スタッフ3名ほどの小さなオフィス。中島恵理(52)がひとりデスクにいて電話している。出入口に気づき手をあげる。

 

 

 

出入口のドアをあけた琴美。小さなケーキの箱を持っている。お辞儀し入ってくる。

 

 

恵理の声「(先行して)募集の広告見た?」

 

 


●同編集部

 

 

 

隅にある小さな応接セットに琴美と恵理がいる。テーブルにコーヒーとケーキ。

 

 

 

琴美「見た」

 

 

恵理「また辞めちゃったの。今度はひと月半。ほんと若い子は根気ない」

 

 

琴美「そういうこと言い出したらオバチャン」

 

 

恵理「オバチャンいいじゃない。上等よ」

 

 

琴美「フフフ。今度の募集には来てる?」

 

 

恵理「全然。1つも問い合わせない」

 

 

琴美「そう」

 

 

恵理「最近人手不足だし」

 

 

琴美「みたいね」

 

 

恵理「でもそんなにお給料出せないから。ねぇ戻ってこれない? 琴美さんなら前と同じに出す」

 

 

琴美「ありがたいけど」

 

 

恵理「それで来てくれたんじゃないの?」

 

 

琴美「続けられなかったの悪いと思ってるし。大変なのかって様子見。それと差し入れ」

 

 

恵理「悪いなんて思うことないけど。私だって急にね、旦那亡くしたら力出なくて」

 

 

琴美「うん――」

 

 

恵理「そんなことないか。うちの場合は平常運転だな」

 

 

琴美「そんな」

 

 

恵理「元気? 少しはなってきた?」

 

 

琴美「どうかな」

 

 

恵理「そう――ま、お金に困らないうちは好きにするのいいよ」

 

 

琴美「うん」

 

 

恵理「忙しい方がいいこともあるけど」

 

 

琴美「そうね」

 

 

恵理「働きたくなったらいつでも言って。待ってる」

 

 

琴美「そんなわけいかないでしょ」

 

 

恵理「そりゃ早々に採らないとまずいんだけど。琴美さんならどんどん広告取ってくれるし。1人多くなったってむしろ歓迎」

 

 

琴美「ありがと。考えとく(と微笑)」

 

 


●商店街(夕方)

 

 

 

忙しく働いている商売人たち。買い物している琴美は前シーンと打って変わって寂しい表情。

 


★全文はこちらから

 

 

 


 

 

▼ネット小説を探すなら (クリック感謝!)
にほんブログ村 
人気ブログランキング 
 

 



★出版中のKindle本はこちら↓

 

 

 

 

KATARAさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

SNSアカウント

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス