短編シナリオ 【 夢で会えたの 】 -3- | Novel & Scenario (小説と脚本)

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●墓地(昼前)

 

 

松永家の墓石。仏花。墓前で手を合わせている琴美。

 

 


●墓地の一角

 

 

 

 

琴美が墓参用の手桶を持ってくる。正面から住職が来てお互いに気づく。

 

 

 

住職「ああ、松永さん。月命日でしたか?」

 

 


●墓地の別の一角

 

 

 

琴美と住職が歩いてくる。

 

 

 

住職「そう。それで」

 

 

琴美「月命日は先週、14日で」

 

 

住職「先週お見かけした気がしたから、おやっとね。そうですか、夢に」

 

 

琴美「ええ。たぶん後悔が夢になったんでしょうけど」

 

 

住職「いやぁ、本当に心配されてるのかもしれない」

 

 

琴美「主人がですか?」

 

 

住職「悔やまれていては安心して成仏できない。四十九日を過ぎて納骨をされても」

 

 

琴美「はぁ」

 

 

住職「しょうがなかったんですよ。ご主人のためにも前向きにならないと」

 

 

琴美「――はい」

 

 


●海

 

 

 

長い砂浜。誰もいない昼下がり。琴美と恭司が歩いてくる。海風。

 

 

 

恭司「そりゃ心配は心配さ」

 

 

琴美「そお?」

 

 

恭司「後悔なんてすることない。誰のせいでもない。俺のせいでもね。俺だって驚いたんだ」

 

 

琴美「くよくよしてたら成仏できない?」

 

 

恭司「まぁ別に、急いで成仏したいとも思わないけど。急だったからね。もう少しそばにいたい」

 

 

琴美「そう」

 

 

恭司「すっかり忘れて元気にされてるよりずっといい。うれしいよ」

 

 

琴美「(苦笑し)理沙には怒られるけど」

 

 

恭司「それもしょうがない。若いからね。先の方が長い。前を向くのは当然だ。聞き流せばいい」

 

 

琴美「うん」

 

 

恭司「迷惑かな?」

 

 

琴美「迷惑?」

 

 

恭司「こう頻繁に夢に出ちゃ」

 

 

琴美「ううん、全然」

 

 

恭司「また会える。夢の中でいつでも」

 

 


●松永家・寝室(夕方)

 

 

 

籐椅子で昼寝していた琴美が目を覚ます。

 


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