物語論あれこれ【リーガルハイ】 | Novel & Scenario (小説と脚本)

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少し前のテレビドラマですがすごくおもしろかったですね。印象も強く残ってます。ガッキーかわいかったし。

なんと言っても強烈だったのは古美門研介というキャラクター。もうメチャメチャです。奇人です。庶民を蔑み罵倒します。しかし奇人だから流せたりします。実際にはちょっといそうにない人ですから。リアリティーありません。でも言うことは的を射ていたりして、流しつつも響いたり。

これがもしリアルなキャラクターだったらどうか。それが同じように罵倒したらちょっと耐えがたかったかもしれない。テレビ局にはクレーム殺到したかもしれない。リアルな方が拒絶反応を起こすということありますね。

例えばマツコ・デラックスさんは大きな体で女装していて滅多にいないキャラクターです。特異なあの人が言うからキツイ毒舌も笑って流せたり素直に聞けたりする。テレビ越しだし。身近な人に同じことを言われたらちょっと距離を置きそうです。

リアリズムを手放して逆に力を得ることができる。リアルかどうかのチェックをかわしてひとっ飛びに話の中身に引き込める。

もう1つ印象が強かったのは小ネタです。しかもボケ倒し。これはこのドラマに限らず昨今よく見かけますが、リーガルハイで特に憶えているのは「北の国から」のコスプレ。主人公のふたりが純と蛍に扮してゴチャゴチャやりますが誰もツッコまない。ボケっぱなし。

正統派のつくりだと物語のキャラクターがボケたらやはり物語の中のキャラクターがツッコむものでしょう。物語の中でとにかく回収する。なのにそれをしない。じゃあ誰がツッコむか。視聴者です。視聴者がツッコむことでドラマに参加する。

これも正統派だとストーリーを工夫して視聴者を感情移入させて物語に引き込む、ということになるんでしょうが、それとはまったく別方法。ボケを回収してないので不完全と言えば不完全、変化球と言えば変化球ですが、おもしろい。これはこれでアリなんでしょう。こればかりではあれですが。

そして感心しつつも自分にはちょっとできそうにないな、と思います。

もっと前のドラマで「33分探偵」というのがありました。33分の放送時間をなんとか持たせるためにムダな捜査をしたりムダに人を疑ったりします。設定からしてメチャメチャです。ふざけてます。ドラマというよりコントに近い。ドラマとして見ると「ナニこれ?」となるでしょうが、ちょっと長いコントと思えば笑えます。遠くまでちゃんとロケに行ってるし、セットがちゃんとしてるのもおかしさ倍増。よくやるねぇと。がんばってふざけてる。ちょっとそれまで見たことがないドラマだったのでやはり感心しました。DVDボックス買っちゃったもんね。ただこれも自分にはできそうにありません。できないから感心したんでしょう。

 


 

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