★医療自由化目標 「入手していた」 米国文書で厚労相 (10月28日)
米国政府がTPP交渉で、公的医療保険の運用で自由化を求める文書を公表していたにもかかわらず、日本政府が「公的医療保険制度は交渉の対象外」と国民に説明していた問題で、小宮山洋子厚生労働相は27日、「9月16日に外務省を通じて受け取っていた」と述べ、入手していたことを明らかにした。
公的医療制度の根幹である薬価の決定方法が交渉対象になる可能性も認めた。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10331
◆政府関係者とTPP推進派は私たち国民に嘘をついていた
政府関係者やTPP推進派の人々がテレビで「公的医療制度はTPP交渉の対象外」と言っていたのを、りわりん春日も何度も聞いています。
政府関係者とTPP推進派の人々は嘘をついていたわけですね。ヽ(`Д´)ノ
実際、米韓FTAでも、韓国の薬価が安すぎとアメリカの製薬会社が判断した場合、アメリカ政府を通じて韓国政府に薬価引き上げの要求をだせるようになっています。
これと同じことをTPP交渉においても日本はアメリカから要求されるのではないかとTPP反対派の人々は危惧していました。
この心配に対する政府関係者とTPP推進派の答えが「公的医療制度はTPP交渉の対象外」だったわけですが、実際にはアメリカ政府から自由化要求の文書まで受け取っていたのでありますから、彼らは明らかに私たち国民に嘘をついていたわけであります。
わたしたち国民をだましてまで、日本をアメリカのような「骨折したら治療費は300万円」という国にしたがっている人々がいるということがこれでわかったわけですが、そこまでしてTPPをなんとしてでも推進したい理由がよくわかりません。
彼らTPP推進派はアメリカ政府・製薬会社・保険会社などからお金でももらっているのでしょうか?
◆嘘つきとグルの人達の発言についても、今後、私たちは警戒しなければなりません
次の人達もよくテレビに出てTPP推進の意見を述べていますが、結局この人達も国民をだましていた政府関係者・TPP推進派とグルだったわけですので、今後はこの人達の発言にも嘘がないか十分に警戒したいと思います。
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江田けんじ 衆議院議員 みんなの党 (神奈川県8区選出) 元通商産業大臣秘書官
この江田さん、今週の月曜日の”たけしのTVタックル”で「ISD条項は良いこと」とはっきり言ってました。
ここまで来ると、真性の馬鹿か、確信犯的な売国奴です。
そもそも、ISD条項とは発展途上国など政治が不安定な国に自国企業が進出した場合に、相手国側が法や規則を変えまくって自国企業の活動に被害を及ぼすといったことを防ぐためのものです。
しかし、経済・財政破たんしつつあるアメリカは市場拡大のために、このISD条項をたてに貿易相手国の法令基準(環境、衛生、安全など)をアメリカ企業の活動に有利な形に無理やり変えさせるといったことをなりふり構わず行っているのです。
北米FTAに参加しているカナダはアメリカ企業に訴えられて神経性の毒物が混入している燃料の規制ができなくなり、そればかりか自国に毒入り燃料を売っていたそのアメリカ企業に損害賠償まで払わされました。
また、メキシコは自国の地下水を汚染しているアメリカ企業の営業を停止しようとしたところ、逆に訴えられて賠償金を取られてしまいました。
そしてこれらと同様の訴訟がすでに累計200件も発生しているのです。
いまや、ISD条項はその本来の目的を逸脱して、アメリカ企業とアメリカの法匪弁護士どもに利用されてアメリカの強引な市場拡大戦略の強力な手段とされているのです。
そんな、ISD条項を「良いものだ」などと言ってしまう江田さんが、真性の馬鹿か、確信犯的な売国奴でなければいったいなんでしょう?
いずれにしても、りわりん春日はみんなの党は支持しないことに決めました。
岸博幸 元経済産業省官僚
こう見るとして、通産省・経産省関係の人々は日本社会をアメリカ化したくてしょうがない人が多いようですね。
そしてなによりも、東日本大震災後の東北の人々の生活と産業を復興させようとしている時に、TPPに参加して日本の一次産業を潰そうとしている者たちは、もう人ではありません。
鬼です。ヾ(。`Д´。)ノ