人間の悩みの全てはもとをたどっていくと人間関係の悩みである。

 

共同体感覚(social interest)

①   貢献感・有意義感

②   信頼感・安心感

③   所属感

    

 

劣等感を克服し共同体感覚を満たすために目標を設定する。目標に向かうことこそが人間としての尊厳。→目的論(teleology)

 

勇気をくじかれ(discouragement)やすいので、勇気づけ(encouragement)が必要。

 

躊躇する態度(hesitating attitude)

能力や時間は十分あるにもかかわらずためらう態度。「一歩前進、一歩後退」「死点にとどまる」

 

 

劣等感の克服(overcoming)

・直接的に向き合う

・得意な分野を伸ばし補償する

・逃避

 

不完全である勇気(courage to be imperfect)

完璧主義(perfectionism)は神経症的傾向。ただし完全になろうとする勇気も必要。

 

 

劣等感の増大→劣等コンプレックス→不適応、不履行、病気という形で演出される

 

 

 

 

 

 

 

 

全体論:身体、精神、感情、意識、無意識などの集合体ではなく、これ以上分割できない統合された人間として個人を見る。→個人心理学(individual psychology)

 

 

 

 

 

 

 

現象学(phenomenology)

事実に対して主観的に「意味付け・解釈」した世界に生きている。その人の「意味付け・解釈」の仕方をライフスタイルという。

 

ライフスタイル(lifestyle)とは

1自己概念「私は〜だ」

2世界像「人生は〜だ」「人々は〜だ」「世界は〜だ」

3理想像「私は〜であるべきだ」

 

 

ライフスタイルの決定要因

1      遺伝的要素

2      環境的要素

3      創造力(creative power)

 

“個人は絵画でもあり、自分という絵画を描く画家でもある”。人間は遺伝などの制限を受けながらも、それらに機械的に動かされているのではなく、決断によって自分をコントロールできる存在。