【引き寄せの法則で地球環境問題を解決する】その65(どうすれば「オゾン層破壊」が解決するの?③) | ひとも地球もサステナブル!

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一昨年6月から連載していた
【ポジティブに環境問題を
解決する
】を必要に応じて
加筆するものです。

このテーマは、私にとっての
ライフワークです。


このシリーズの趣旨については、
このブログをご覧ください。


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引き寄せの法則で地球環境
問題を解決する・その65
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■第2部の20日目


第2章 オゾン層破壊


どうすれば「オゾン層破壊」が
 解決するの?・3


ノンフロン製品を使用する


フロンとくにCFCがオゾン層を
破壊する力が強いので、これに
代わるフロンが開発されています。

これを代替フロンといいますが、
どのようなものか見てみましょう。


①代替フロンHCFC

CFCがオゾンを破壊するのは、
「CFCが非常に安定なため、対流
圏で分解することなくオゾン層に
到達してしまう」からです。

だとすると、オゾン層に到達する
前に分解してしまえばいい
わけ
です。

こうして開発されたのが、代替
フロンHCFC
です。

はじめのHは水素の意味で、
これがついていると非常に分解が
速くなります。


しかし、10分の1くらいがオゾン
層に届いてオゾンを破壊すること
が判明し、この代替フロンHCFC
も2020年に実質全廃が決まって
いるのです。

しかもHCHCは、温暖化の力が
二酸化炭素の4000倍もあること
が分かっているので、全廃時期を
待たずに使用されなくなる
でしょう。



②代替フロンHFC

オゾン層破壊の原因は、フロンの
中の塩素でした。

つまり、塩素が入っていなければ
オゾン層は破壊されないはずです。

そこで、化学者は塩素のないフロン
を作ろうと考え、その結果生まれた
のがHFCという代替フロンです。

これはHCFCから最初のCつまり
塩素をなくしたものなのです。


以前、電気屋さんで多く見かけた
自称「地球にやさしい冷蔵庫」の
カタログに「HFC-134a使用」と
書かれていました。

HFC-134aは、塩素の入って
いないフロンの1種
なのです。

確かに、HFCは塩素が含まれて
いないのでオゾン層を破壊しま
せん。

ところがこの物質は、

「地球温暖化の力が二酸化炭素の
3000倍以上もある」
ことが分かった
のです。


この物質については、今のところ
廃止の予定はありませんが、
世の中は脱HFCの方向に向かって
います。

しかしエアコン業界などの中には、
「総合的に判断してHFCが最適」
と判断している企業もあります。

ただしこの政策をとる場合は、
リサイクルシステムの完備など
HFCの完全回収が不可欠
です。




●ノンフロン冷蔵庫が出現!

冷蔵庫の冷媒には、以前はCFC
が使われていましたが、前記の
理由のためにHCFC、そして
CFCへと代替されてきました。

しかし地球環境問題を考えると、
「オゾン層の破壊にも地球温暖化
にも悪影響を及ぼさない冷媒」が
望ましいことは言うまでもありません。


そこで開発されたのが、シクロ
ペンタン、イソブタン、プロパン
などの炭化水素類を冷媒として
使用したノンフロン冷蔵庫
です。

すでにドイツでは1992年から
「グリーンフリーズ」として販売
されていました。

日本では「引火性のガスのため
爆発の危険がある」などとして
販売が見送られていました。

しかし、2002年になって日本の
メーカーは様々な困難を克服し、
相次いで「ノンフロン冷蔵庫」を
開発し販売を開始しました。

多少割高ですが、省エネ特性も
高く、環境を考えるならお買い得
といえるのではないでしょうか。

ただし、この冷蔵庫もリサイクル
システムを完備させ、従来の
冷蔵庫と混ざらないような分別
収集体制を整えることが不可欠

です。




次回に続きます。