身近な薬草の活かし方 自然農と手づくり循環生活 6月 2日目レポート | 自然農とパーマカルチャーの暮らしを学ぶ大人の自然学校

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こんにちは、風と土の自然学校 梅崎です。

6月の年間講座、2日目のレポートです。


2日目は、身近な薬草の活かし方。
道ばたや畑に生える雑草も、セルフケアに活用できる
ことがわかると、まさに宝の山!


みゆきさんがレポートしてくれました。
ありがとうございます~



6月14日(日)レポート



◇朝のウォーミングアップ

朝から良い天気。
前日田植えをした田圃へみんなで見学に行きました。


朝の田んぼは清々しく、小さな苗たちがかわいく
個性的に並んでいました。

機械植えにはない味わい深いたたずまい。


それから、田植えの賑わいで大丈夫か
気になっていたカルガモの巣…

親鴨は食事に出かけたようで留守でしたが、
その後親鴨はもどって卵を温めていたようす。。。


後日確認したところ、
残念なことに離れた場所で卵が割れていて、
結局、羽化まではたどり着けなかったとのこと…

ひたむきに卵をあたためる親鳥の姿をみて、
言葉にするのは難しいですが、静かな気持ちで
「すごいな」と感じました。

無事に雛が生まれるまでにはいくつもの危険があり、
自然界は率直で厳しいものだと改めて感じました。



◇自然農の畑で手入れ

田んぼを見た後はみんなの畑へ作業に向かいました。
ずいぶん草が伸び、緑が濃くなりました。

どれが草でどれが野菜か?その判断も難しく、
作物にしろ草にしろ、その側物の一時の姿しか
知らないものだと実感。


緑だらけの畑、どこに何を植えたか確認するのが大変でした。

芽生えなかったもの、芽生えて成長したもの、
植えたのに跡形もなく消えたもの、など
班別の畑の土壌によって同じ種をまいても反応は様々でした。



・草の刈り方

地上のものは地面の上で、地下のものは地面の下で腐らせるのが基本。
だから、草は抜かずに刈ります。


草のお手入れは、例えば作物の右も左も草が伸びていたら、
右(片)側だけ草を刈り、作物の根もとに敷きます。

その草がやがて肥料となります。

自然農の土は「亡きがらの層」といえるものであり、
空気が通り固くはありません。

左(刈る反対)側の草たちを残すのは、
いきものの多様性を失わないためで、
虫の住処、微生物の住処、保水力、光通し、空気の通り、
これらを絶妙に守ってくれる意味があります。


次回のお手入れの時は、右側の草が伸びたら
今度はそれを残し、反対の左側を刈って根もとに敷く。

それを交互に繰り返して亡骸の層をかさねていくそうです。

畑の作業1



・トマトの誘引と芽かき


トマトの誘引を習いました。
麻ひもを、まずは支柱にひと回りさせてから、
ゆとりを持たせて8の字になるように
トマトの枝にひもをかけて結びました。


支柱は細い竹で節があるので、
ずり落ちないように節の上に麻ひもで固定しました。

トマトの芽かきを習いました…

わき芽を摘む時は、葉っぱを一枚残して摘みます。


根と葉は、地上と地下で対称になるため、
根を張らせるためには葉を茂らせると考えます。

わき芽の根元部分の葉っぱを1枚残せば、その分
根が伸びるのではないか、という考え方です。

畑作業2



・収穫が始まりました!

私達の一斑では、

小松菜、水菜、エンドウ、キュウリ、ナスの収穫ができました。

それから、ねぎや大豆の種まき、ビーマンの定植などおこないました。



桑、ワイルドべリー、ヘビイチゴの実を摘みました。

桑、ワイルドベリーはとてもおいしかった!
そして、ヘビイチゴも意外とおいしくて、それぞれ新鮮な味でした。

桑の実
真っ黒に熟した桑の実

桑の実とれたよ



◇ブランチ

ブランチは、
キノコ、トマト、レタスなどのサラダと香りのよい野菜ゴロゴロのカレー。

ブランチ


いただきます!



おいしいブランチを、わいわいおしゃべりしながら食べた後は…



◇身近な薬草の活かし方

・ハーブボール作り

ナツキータのレクチャー「身近な薬草の活かし方実習」でした。

ハーブボールに使うために刈り取った草は数種類…
ヒメジョオン、スギナ、ヨモギ、カキドオシです。

集合写真


これらをブルーシートに広げます。

ヒメジョオンの固い茎はとりのぞき、
みんなではさみで細かく刻みました。

採集した草を刻む


細かくなった草たちを、さらしの布に
ぎゅうぎゅうに詰めて包んだところを、タコ糸でしばり、
ハーブボールをつくりました。


ハーブボール作り1

ハーブボール作り2



それを蒸している間に、野草の活かし方のレクチャー。

日々の暮らしで得た知恵を教えてくれました。

カレンダーにスケジュールを書きこむとよいとか、
採取場所、干し方や加工の注意とか、使い方など…



・ローズマリークリーム作り


続いて、ローズマリークリーム作り。


1)無水エタノールにローズマリーを漬けてチンキを作る
綺麗な緑色になった浸出液には、ウルソール酸という
シワに効く成分が抽出されているそうです。


2)ローズマリー・チンキを10ml、茶色の遮光ビンに入れて、
さらにワセリン20gを加えて湯せんする。

湯せん2


3)アルコールが完全に飛ぶまで、湯せんしながらかき混ぜる
ぐるぐるとみんなで小さなビンをかき混ぜる様子は、
魔女みならい講座のようでほほえましくもありました。

目でみて鼻で嗅いで手で混ぜて、
緑の香りのよい手作りクリームが出来ました!

完成


ローズマリークリーム作り方板書


そんな作業をしながら、みんなで採った、
カキドオシのハーブティーをいただきました。


さわやかな香りと優しい味で、
胃腸に良いそうなので梅雨のじきに合うお茶だなぁと
思いながら、セルフケアはアンテナの向け具合で
無限に広がることを実感しました。


・ハーブボールでマッサージ

そうこうするうちに、蒸しあがった熱々のハーブボールが登場。
二人一組で、片方の人が寝ている背中にハーブボールを当てて注熱。
(ちゅうねつ:脊椎にそって熱を入れ込んだり、ボールでマッサージしたり…)

温熱療法で癒しあいました。

注意点(自分で使ったものは、自分の身体から出た毒を
吸収しているので、他の人には使わないこと。

2~3回蒸して使えます。

最後は、ハーブバスにしてもよいが、これも自分だけで使うこと。


湿気を含んで、カビやすいので2~3日以内に使い切るようにします。

ハーブボール
ほっかほかに蒸し上がったハーブボール



ハーブボールが気持ちよくて、頭が真っ白になりましたが、
自分でできることが一つ一つ増える喜びに浸りながら実習を終えました。

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