半年ほど前を振り返っております。

9月の13日から15日にかけて、サークルの仲間と共に清里へ天体観測へ行ってきました。

13日15:00ごろ、宿に到着します。天文雑誌に載ることもあるペンションです。
当初は曇っていましたが、夕方晴れ、日没後、宿の主人に大きな望遠鏡を見せてもらいました。いくつか見た天体を書いておきます。

・こと座の惑星状星雲M57 青と赤のコントラストが美しかったです。同じ会の仲間には、カメラをつなげさせてもらい、写真に撮っている人もいました。
・ヘルクレス座球状星団M13 大きく、わかりやすくて見事でした。ピントには少し苦労しました。
・アルビレオ 夏の定番です。青金の対比がこちらも見事でした。

その後、室内で毎年恒例の新入会員による調べものの発表がありました。発表したい研究があったので、地質系の発表を一つしました。

夜半過ぎからは天体観測です。肝試しに盛り上がる人たちを尻目に、朝まで星を眺めていましたが、夜明け前には雲が出てきました。風が吹くと高原の初秋の寒さが身に沁みました。

14日、仮眠をとってから、近く(実際は林の中や草原の細い道を抜け徒歩1時間以上)にある吐龍の滝を見に行きました。安山岩と岩屑雪崩堆積物の境目で、色が違っていました。


近隣の温泉にも行きました。岩盤に赤茶けたものが付着していて、温泉の成分を思わせました。

夜、雲は晴れません。季節的にある程度仕方ないですが、晴れて欲しいものです。
0200ごろ、雲に切れ間が出現しました。ペガススが覗き、秋を感じさせました。一時間とせず再び全天を雲が覆い、朝まで晴れませんでした。
天気と共に、周りの雰囲気を考えさせられた合宿でした。「星好き」は多けれど、より深い興味にどこまでつながるか、で活動の充実度は変わると思いました。


辛うじて撮れた星空。