巫女は入社時に色々と服装について言われます。
髪の毛をまとめる、後毛は全てピンで留めるなどは当たり前なのですが、持ち物も指定があります。

・カバンは風呂敷か巾着袋

荷物を全て風呂敷で包むか、巾着袋に入れて境内を移動します。
ただ、夏場はとてもとてもとても暑くて死にそうになるのでみんな大抵ペットボトルや水筒を持ち歩きますので、風呂敷ですとうまく縛らないと落下しかねません。
ので、巾着に入れる人が多い印象です。
風呂敷を縛って鞄にしてる人もいます。私もそうしていました。
和柄の鞄でも何も言われないのでセーフだと思われます。
場合によってはお稽古の楽譜や水筒や提出書類やらお弁当やらいろんなものを一度に入れて持ち運ぶ必要があるので、大容量の袋がいいのは間違い無いです。
両手を前に出して、掌を重ねて、左手を上にして持ちます。
普段歩く時は、謹んで少し前傾姿勢になりながら左掌を上にして歩きます。
叉手(さしゅ)と言います。
境内を歩く時に叉手する必要はないというお声も聞きますが、私は入社時に禰宜さんからこのように教わりました。

境内に荷物を届ける時に、荷物を紙袋に入れて運ぶこともありますが、その時は紙袋も指定があります。
その神社の地元のお土産の紙袋がギリギリセーフ、お宮の紙袋でないと注意されます。
間違っても横文字が書いてあるような紙袋で持ち歩いてはいけません。

因みに、傘は番傘です。

・時計は懐中時計

時計は袴の腰の部分に差し込んで、すぐに時間が見れるようにします。
神職は腕時計はOKですが、巫女は腕時計は禁止です。
腕時計の方が便利なので、なんで神職だけ?と思われるかもしれませんが、懐中時計な分、先っぽにお守りを何体かつけて飾り付け出来るのでそれがいいところです。
私も三体付けていました。
あまりつけすぎると怒られます。

・下駄は意外とフリー

下駄は普段使いの平下駄、雨の日用の高下駄、雪駄があります。
結婚式奉仕の日は雪駄を履きます。
床がピカピカで綺麗なキチンとした施設で奉仕する日は、靴底がゴムの下駄を履きます。
鼻緒はフリーです。あまりにも派手でなければ何も言われないです。
みんな同じ格好ですので、鼻緒と懐中時計のお守りが個性をアピールする数少ない部分になります。

・化粧

化粧はアイシャドウがピンクキツすぎると怒られます。
基本的にはナチュラルメイク、結婚式の時は真っ赤にします。
朱は昔から魔除の色とされています。
いろんな神社の御本殿が朱色な理由はそれです。巫女の袴も魔除の色で朱色と言われていますが、アマノウズメが天岩戸前で待った時の服装が元になっているそうです。


とりあえず和風にそれっぽくしてたら怒られません。笑