のろしマシン2号 コットンな煙を吐き出す | 見ぬ友と心結ぶのろしリレー

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平成30年6月9日(土)午前9時、実験場所に主役が到着。
  実験場所は通称ほことり広場。安芸区中野東小学校付近の瀬野川河川敷で、国道2号からはとてもよく見える場所。
 下は、たまたま通りかかった狼煙ファンが、フェイスブックに投稿してくれた写真。ちょうど組み上げている様子。狼煙の匠Kが仕切っている。
 実験場所はこんな河川敷。
 組み上げたら、下段に断熱材として砂を入れる。川岸の砂を土嚢袋に詰めて、中段の扉から、下に砂を落とし込んでいった。
 煙材の草を置く台になる「サナ」を組み立てる。
 サナの網は、1号機から引き継いだ。煙の番人TBさんの手作りだという。 
 煙材は現地調達。その辺の草である。
 畑仕事で草刈りをしたあと、その草を燃やそうとすると、ものすごく白い煙が出る。そのことをヒントに瑞々しい「生草」を焚いてみることにしたのだった。
 準備完了。着火。 
 ここが今回の重要ポイント。新型のろしマシンの心臓部となるロケットストーブの焚口。
 不思議なことに、火は上ではなく、横、つまりドラム缶の方向に吸い込まれていく。これが煙突効果だ。
 さあ、草を投入。
 扉を閉めると、モクモクと出始める。
 おお、いい煙! 歓声が上がる。
 これまで「シルキーな煙」と言ってきたが、今回は白鶴綿業さんの協力もいただいていることから「コットンな煙」ということにする。
 実際、絹というより綿だ。
 燃焼中の缶の中は、上場気流で煙が螺旋状に薄撒いていた。
 TBさんが、例年使っているカイズカイブキも用意してきており、これを入れてみると、やはり濃い。
 あきく魅力探見隊の皆さんを中心に記念写真。白鶴綿業のKS社長も来られた。
 十分に冷やしてから分解。砂出しにかなり手間取った。
 実験は成功。本番まであと35日だ。