ゼネコン新人研修レポート | 比嘉ブログ

比嘉ブログ

建築企画CAD「TP-PLANNER」開発者の日常・・建築基準法,天空率、日影規制講座などチャンプルーなブログ

9月19日 4連休初日の土曜日

今回は、出かけるぞ!と気勢を上げるつもりが・・・ん?

東京圏外出解禁は10月1日からかい!⚓ いやGoToが10月だ。

すると遠出良しだ!

 

 本日より秋らしく涼しいようだ!地味にそこらをドライブする事にした。・・・と日記には、書いておこう。

 今回は、ゼネコン新人研修の様子をお伝えする事で

TP-PLANNERをマスターする為のブログ講座としたい。

 

9月15日(火)

 

 引率のT氏と共に5人の新人の皆さんが来社された。

コロナ禍で例年4月~5月の講座がこの時期になったが長年継続する虎ノ門のゼネコンN社の皆さん。

 

 引率のT氏も5年前の新人。久々の再会で感慨深い。

お忙しのようで早々に帰社するとの事だったので記念撮影。

 新人の皆さんは、Zoomの接続を終えスタンバイ、二人の目前2m以上のソーシャルディスタンスとアクリル板越しに待ち構える。

 マスク越しながらコロナ禍・・この講座は、どの様に始まるのだろうか?と緊張感が伝わってくる。久々で比嘉の顔も若干緊張している風。

 

 今回の講座は、3日間とはいえお伝えしたい事は、いっぱいだ。

効率的に行う為に基準法56条の2(日影規制)の基本的考え方を

プレ学習動画を事前に確認してもらった。

 

北緯と影の長さの関係

東京における北緯36度は、安全側で埼玉県東松山市のあたりの位置。

 現実より北側の北緯設定で発生する影がより長くなる緯度が指定されている事。安全側北緯が設定されている。

 また真北を入力する事は

 時刻日影を作図する際の各時間の方位角の起点が真北を基準に行政が指定する方位角で規定される。

 

*日影規制は、計画建築物が発する影を行政が指定する条件でより安全側でチェックする事。けして現実の影を再現する事では無い。

 

 敷地境界条件で入力される道路幅員等により日影規制ラインが作図される事、および閉鎖方式と発散方式の法的意味を解説。

 さらに受影面の考え方までを事前に学習する。

 日影規制では、これらの事を事前学習していただいた。

この事によりTP-PLANNERによる用地情報の入力項目でもある「北緯」「真北」「敷地境界条件」「用途地域」の入力の目的が法文との関連で明快になる。

 

 講座解析の手順としては、

①初日

容積率200%を考慮した6階程度の建物を仮定入力し時刻日影から手計算で逆日影計算を行う手法を学習。

そして手計算で算出した逆日影の切断位置で建物を変更すると

 たしかに限界ライン一杯で規制ライン内に収まる。

コンピュータで逆日影計算を行う前に手動計算を体験する事は、重要でコンピュータまかせでは無く、自力で解析した喜びがある。

 

 そしてその事を理解してTP-PLANNERによる逆日影計算。

手計算結果と比較する。

 逆日影チャートを利用する事により高層建物そして低層およびそれらが複合した逆日影可能空間を算出する事を理解する。

 

 このあたりで日影規制をより深く理解できてきた様子。あとは日影実践!屋根伏せ図から建物入力を繰り返し日影図1式を作成してもらう。

 3D日影チャートを利用しNG建物を効率的に日影規制クリアーする方法を繰り返し実践解説。これで日影規制は万全だ。

 

 初日は、用地情報の入力と法文との関連から逆日影計算、日影計算学習で無事終了。

🐰ポーズでパチリ。・・・まだ皆遠慮が有るようす。2日目以降にご期待。

 

② 2日目は、

高さ制限の起源から基準法56条6項までを学習。

 特に、2以上の道路が接する場合の令132条の区分法の解説

 そして高さ制限の通風採光に対する問題点を指摘し天空率の考え方を天空率模型を使用しながら解説。

 

 天空率は、百聞は一見にしかずで魚眼レンズを用いた解説が一番。

天空率は、建築物の実際の規模ではなく魚眼レンズに投影されたみえがかりが比較される。

 

 さらに行止り道路、屈曲道路などの天空率を解析。

若干余裕がでたのでプランニングの実践も開始した。

プランニングを行いながら容積率、日影、天空率を逐次チェックしプランニングを行う手法を解説。

 

 かくて二日目も無事終了。

 2日は、クマさんポーズでパチリ。天空率模型を掲げるのは、昼食で連日ラーメン店引率係のU。

 

③3日目

最終日は午前中隣地天空率を解説。

「敷地区分方式」と「一隣地方式」の2種の手法がある事を解説。

 この2種の考え方がある事の経緯の解説と実践的にどのように使いわけが効率的かを解説する。

 午前中は、究極の屈曲道路天空率解析をT-SPACEで前日の復習を兼ねて実践。

 

 そして午後には、プランニングデータから一気にBIMモデルを作成する手法を解説。

そして最後にBIMVisionで連動起動しBIMを体験

 そして無事終了。

最後に記念撮影

 皆で作成したBIMデータから構造パースをバックに最後の

ポーズは、比嘉に気遣いかな?シーサーだ!

おや?

・・オトボケのYだけがマスク着用。慌てて外したらボケボケ

一瞬だが皆でOFFゆえもう一枚!

 皆・・・いい顔してたんだね!3日目にして判明・・頑張れ~!

本日は、ここまで連休をお楽しみ下さい!  hi

 

比嘉ブログ