神奈川県には20階近いビルだけでも250棟近くあります。東京に次ぐ人口を誇る同エリアでは、高層ビルが多く点在しているため、ビルを管理する業務の需要も旺盛なのも特徴といえるでしょう。そんな時に活躍するのがビルメンテナンスの仕事です。今回は、神奈川県のビルメンテナンスの業界団体の活動について解説しましょう。 

 

神奈川県のビルメンテナンスの業界団体の主な活動内容 

神奈川県のビルメンテナンス業にも業界団体があります。この団体は、公益財団法人全国ビルメンテナンス協会の下部団体として神奈川県で業務を行っているビルメンテナンスの会社が加入しています。公益性を担保にしつつ専門技術の研鑽や品質向上を行っており、「ポリッシャー講習会」「病院清掃従事者講習会」「ビルクリーニング技能士受験準備講習会」といった技術や資格の講習会を主催しています。ビルの一室に拠点を持っており、そこの会議室で受講する形を取っています。会員になることでこれらの講習会が半額で受講できる点がメリットです。神奈川県の協会では加盟者数が全国的にも多く、講習会の参加も活発です。 

 

ビルメンテナンスの仕事内容は? 

ビルメンテナンスの仕事内容は基本的に保守管理です。保守管理としては衛生面や設備面の両面が主な管理業務にあたります。まず、衛生面の管理業務としてまず清掃があります。建物の内観や外観といった美観を損ねないよう、建物の壁や床に使われる材質の特徴を把握して、適切な方法で清掃しているのが特徴です。また、定期的に空調の測定や水質検査も行っています。設備管理業務は空調やエレベーター、電気水道といった機器の他消火設備や警報設備、そして避難設備が正常に動いているか点検を行い、必要に応じて修繕します。 

 

保全業務もビルメンテナンス 

保全業務と呼ばれる業務もビルメンテナンスに含まれます。これは建築基準法で定められた定期点検や調査を実施して点検記録の内容をもとに劣化個所や消耗をビル主に報告し、補修や改装計画を立てたり、外部の建設業者と協業してビルの保全を行います。