そんなこんなで100平米の家を1台のエアコンで夏をやりきろうというミッションになったわけですが、普通に考えると、「ダメ」なんです。
セオリーとしても机上のシュミレーションとしてもダメです。
それでもやろうっていうのには私なりの算段がもちろんあります。
まず家庭用では最大級のパワーを持つ機種を選定しています。
9kwです。
冷房目安は29畳ー38畳です。
単純に考えても、リビング20畳とロフト7.5畳プラスアルファは賄えます。
ただし、これでも家全体100平米=約60畳を賄うにはこころもとないのも事実です。
まず、我が家は3角屋根でエアボリュームが比較的に少ないので、気積がだいたい四角い部屋に比べて8掛けくらいと考えられます。
そこで、100平米x0.8=80平米となります。
次に空調しない部屋として、風呂、洗面、トイレ、1階のフリールームがあります。扉でこれらの部屋は閉じることができます。面積は合計20平米です。
80平米-20平米=60平米(36畳)となります。
すると
36畳≦38畳
となり能力内に入っており、俄然現実味をおびてきました。
欲をいえばフリールームもなんですが、もしかしたらログハウスならプラスアルファがありえるかもしれないと少し期待しております。
ログハウスの特徴はなんといってもその蓄熱性です。壁体自体に多くの熱を蓄えられ、それをゆっくり放出するという木ならではの特徴があります。一度壁自体を冷やしてしまうとその温度をキープする為のエネルギーはあまり使わないでいいと考えられます。単純に空気を冷やすわけではないというのがログのちょっと違うところです。我が家の場合床が土間ですので、これもかなりの熱容量があるので期待できます。
ログハウスならではではないですが、シーリングファンとかサーキュレーターをうまく併用することで効率よく空気を行き渡らせるのがポイントになって来るはずです。
次回は実際に使ってみたリポートになります。
以上です。